Neil Young+Crazy Horse
O2 World Hamburg Germany
03/06/2013

Alchemy Euro Tour

UFO


6月3日月曜日

昨夜の疲れは取れない。
とにかく足腰ががくがく。
毎日ジムに通って鍛えたはずなのに、もっと体力必要だなぁ。。。老体には堪えるわい。。
爆睡から覚めてものんびりしてはいられない。
昨夜12時を過ぎてからありついたカレー・ソーセージもまだお腹のなかに溜まっていて、とにかく体がだるい。
んが・・そんな甘ちゃん言ってらんない。
今朝はUwe君とOlaf君の滞在しているアレクサHOTELまで行かねばなんない。
昨夜は彼らとは別行動だったので、今日はゆっくり話しも出きるというもんだ。
そそくさとチェック・アウトを済ませて、昨夜の会場近くのアレクサ・ホテルへと移動する。
朝食へと降りてきた彼らと合流。
9年ぶりの再会を再び祝う。
予めFace Bookで約束を交わしていたAC/DCワインとモルトウィスキーのミニチュア3本セットと物々交換。彼との付き合いも結構長い。
2002年のNeil Youn+Crazy Horseヨーロピアンツアーで彼より一足お先に体験したGlasgowでのライブの後で購入したツアーT-シャツを着ていたことで、フランクフルトのライブでゲートオープン待ちをしていた際に、彼が声をかけてきたのが始めてのきっかけだった。当時はお互いにTaperだったのでライブ録音をがんがんやっていたわけだが、終了後彼から「助けてくれぇー!バッテリーが切れてて、録音失敗したよぉー!、そっちは摂れたかい?摂れたら送ってくれー」とのE-mailから始まって、いろいろとブートレグ音源のトレードを通してやりとりし合っていた。
彼の友達であるOlaf君もその時からのトレード仲間だった。
その後は2004年のニューヨークはラジオシティーの3夜で共にNYで合流した。

NYでラストフェスト参加のためのこんなステキなTAGを作ってくれたのも彼だ。
感謝感謝!
9年分の近況報告をしながらいざ、ハンブルグへと彼の車に便乗させてもらった。
かわいい彼の車の後ろにはお手製のツアーロゴステッカーがぴったりと張り付いている。
Neil Youngの全ての曲を収録したソング・ブックのファイリングを見せてもらって、道中はNeilのリハーサルを収録した音源が流れる。
気さくでよく喋るUwe君とは対照的なOlaf君。二人とも素晴らしいドイツ紳士。
車はハイウェイをぶっ飛ばし、休憩をはさんで約3時間あまりでハンブルグに到着。
昨日と打って変わってお天気がすこぶるよろしい。



「ようこそ、ハンバーグの故郷へ!」とUwe君。
「えっ?ほんとなの????」
日本人はHamburgをハンブルグと言う。だけど、英語読みではハンバーグ。
それがあのハンバーグの発祥の地???だったなんて、今の今まで知らずにいた。
(ハンバーグの起源は、ドイツのハンブルクで労働者向けの食事として流行した『タルタルステーキ』とされている。タルタルステーキは、13世紀頃にヨーロッパに攻め込んだモンゴル帝国のタタール人の生肉料理を原型としている)。
ハンブルグといえば思い浮かぶのはやっぱりBeatlesだ。
まだデビュー前の4人がリバプールから船に乗って仕事を求めてやってきたということはあまりにも有名。
この地にはBealtes博物館もあったのだけど、今回時間があれば訪れたいなぁと思っていたが、何でも昨年経営不振で閉鎖されてしまったようだ。
残念だけど、やっぱりBeatlesはリバプールに素晴らしい博物館があるからそれでよろしいではないか。。
今晩のお宿、Hotel Continental Novumで下ろしてもらって、会場での再会を約束した。
駅前ですごく便利なお宿。
今夜は昨夜のような後方は嫌だ。
インドアなんだし、できるだけ早く行ってできれば最前列といきたいではないか。

チェック・インを済ませて、WIFIを確保。
溜まっていた様々な連絡を終えて、会場へと足を運ぶ。
ドイツの鉄道網は素晴らしいし、おまけにUKと比べると安い。
チケットを買って、ホームやところどころにみかける赤いBOXに差し込んでバリデイトする。
車内で見回りもないし、降りても改札すらない。
これではタダ乗りし放題ではないかえ???と思うのだが、万が一見つかったらどえらい罰金なんだろうね。

S27で今夜の会場であるO2ワールドへ。
下車しても人っ子一人いない。ほんまにここでええんかいな?と不安がよぎる。
まだまだ早いし・・・標識を辿りながらO2到着。
どこで並んでるのかな?UweとOlfご両人はすでに最前列。
「はや!!!!」私たちは二十数番目あたりだった。
「hiroko、バリアを取ってやるから、とにかく走るんだ!用意はいいか?走る走る!」
「よっしゃ!よっしゃ!付いていく!」
まぁ、昨日と違ってインドアだし、お天気もいい、昨夜の足腰を休めるためにも座り込んで、じりじりとゲートのオープンをひたすら待ち続ける。
普通なら見過ごしてしまいそうな果ての町ハンブルグのライブ、だが、NY+CHのライブ2日目だ。ベルリンから車で3時間。・・とあってはドイツのファンのみならず世界中のラスティーたちが追いかける。
様々な人種が集う。だが会場オープンの何時間も前から最前列を狙うハードコアなラスティーたちは顔なじみである。話したことはないが見たことのある顔、顔、顔。
ましてやあたしなんぞは白人社会の中のどこのアジア系かわからぬ怪しげなおばさんだ。
彼らを覚えるより、あたしはうんと目立つだろうな。。。

ゲートオープンは確か6時半。
だが、5時あたりに動きがあった。
開いた!!!−−−−−。
走る走る息が切れるが走る走る。
「Made IT!」まるで100走だな。短距離苦手やねんけど、このときばかりは足腰の疲れも吹っ飛んでいる。
やったぁー!!!バリアゲットっだ!ええのん?ほんまにええのん?ってな心境だ。
前にさえぎる頭がないというこの素晴らしさ!ハンブルグまで来た甲斐があった!嬉しいーーー。幸せぇー。
ドイツ・ラスティーの4人組のGerd君とUwe君の間に挟まった。
不思議だよね。この瞬間全ての疲れが吹っ飛ぶんだから。
えへへ。。。ご満悦。

さぁ、hirokoは前述したとおり、ライブの前は殆ど予行演習してこなかった。
Neilの新作「サイケデリック・ピル」も数回聞いたぐらいで映像も1度見た限りで、Face BookのNeil関係もNeilに関するWEBサイトも追っていなかった。
アメリカで、そしてオーストラリアでどんなことが起こっていたのか全く知らずに臨んでいた。
隣のUwe君が持つサインを一緒に掲げるんだと言われる。

「Arkansas Girls Crazy Horse」
このエピソードはArkansasの二人の女性がライブを数箇所追っかけているうちにホースたちの目に留まり、行く先々でこのサインをみかけついにNeilの目にも止まり、「We love you,too」のコメントを頂いたそうだ。
それですっかり二人は一躍有名人となった。

オリジナルのSandyとTami

アメリカン・ツアーの後もオーストラリアのファンたちがこれを模造してこのArkansas Girlsは生き続けているということで、ヨーロッパに移ってからも彼女達の存在を息づかせようとUwe君の粋なお計らいだ。
そんな別嬪さんな二人に代わってこんなおばちゃんが持ってもええもんなんかいな???といぶかりはしたが、UweとGerdに乗せられてhirokoも片棒をかつぐことになった。
ちなみに今夜のHamburg Girlってなわけだ。
すんましぇん。ほんまに。。。
それでもその後、このステキSandyとtamiはFace Bookでお友達になれたのだから、全く世界って広いようで本当に狭い。
近年のテクノロジーに感謝である。

昨夜の野外のベルリンとは打って変わったステージのセッティングである。
Rust Never Sleepsだっ!このどでかいアンプ。
目の当たりにするのは初めてだ。
天井にはオルガンの横にこれまたどでかいマイクが横たわっている。
まじかで見るその巨大さに圧倒された。
これぞ本編へ突入だなぁ。

前座のLOS LOBOSが終わり、ステージが慌しい。
Rust Never Sleepsでは“ロード・アイズ”と呼ばれるローディーたちがスター・ウォーズのタスケン・レイダーに扮して、ステージをちょこまかと動き回っていたが、今回は白衣を着た科学者たちと工事現場の服装の労働者たちが動き回っている。
今までの御なじみだったギター・テックのラリーが見れないのが少し寂しいが・・・
忙しいセッティングの中、最終的に科学者の責任者と見られる「アインシュタイン」もどきが
他の科学者たちと口論を繰り返し、はしごが出てきて・・・会場内が暗転する。嫌がおうにも興奮は高まる。
各新聞社のカメラマンが前列に集合したら、さぁ、始まりだ!
「A day In The Life」が流れ、会場内が湧き上がり、コーラスする。
頭上高くに寝そべっていた黄色いリボンを結んだ巨大マイクがずんずんと降りてくる。






マイクが下りきって、中央にセッティングされたところでNeiとHorseたちが右手から登場!

隣にいたGerd君がドイツの国歌だぜ。知ってるかい?
知ってるけど・・・今度忘れしてる!ちょっと歌ってみて・・Gerd君がちららと歌い出して、ああああーーー思い出した!あたしドイツの国歌って好きなのよ。
何しろF1で聞きなれてるしね。
これ・・・日本だったら「君が代」なんだなぁ。
もうちいと格好いい国歌にできないもんかねぇ。(笑)
神妙な顔つきで国歌を歌うステージ上のパフォーマーたち。そして勿論のことながら会場内の観客たち。
あたしはメロディーは知ってるけど、歌詞はしらないので、適当にふにゃふにゃと口を合わせていた。

オープニングソングはLove And Only Love
やっぱり最前列は素晴らしい。
ステージ上のNeilやホースの表情が全て読み取れる。
目の動きまで見えるのだから、視線を合わせるのが怖くなるほどだ。
これが後方で人の頭と頭の間からだとその表情や緊張感は薄れていく。
ベルリンの初日とは全然違う。
やはり大好きなステージセッティングの前で演奏するNeilやホースたちはどこか生き生きしているではないか!
そやぁそうだよなぁ。こんなどでかいアンプの前で演奏できるなんて、さぞかし気分いいだろうなぁ。


3曲目のPsychedelic Pill
いいなぁ。ますます好きになってきたこの曲。She islooking for the good time!
ジャンジャーンジャランジャァーン・・・
首をガクガク、ニワトリになってしまう。
Walk Like A Giant

またまた巨人が大暴れ。
この爆音のなか、よくもまぁ口笛がこれほど綺麗に拾えるもんだなぁ。
ラストの巨人のうなりの部分は強烈だ。
Neilとビリーは巨大なアンプにしがみつくような格好で様々な音を作り上げている。

遊ぎ心たっぷり、これを見るだけでも価値アリだ。
ハリケーンとは一味違うパフォーマンス。
No Hidden Pathとも全く違うパフォーマンス。
まずはこの曲がこのツアーの見所の1つだろう。

のっしのっしと巨人が練り歩く。
地面が轟く。

ラストになると科学者ローディーが巨大扇風機の前で新聞紙やビニール袋をステージ上に吹き散らす。
ステージ上はゴミだらけとなる。
演奏がやむと、黄色い雨合羽に着替えたローディーたちがさささぁーっと広がって、ラジオ・カナダの天気予報。
会場内は雨の映像に包まれる。
黄色の雨合羽ローディーたちがその広がったゴミを片っ端からステージ上からフロアへ投げ落とす。
何も知らない後ろ向きのセキュリティーのお兄さん方が、へ?と何事が起こっているのかと後ろを見上げるが、セキュリティーとステージ上とは境界が出来ているらしく、ステージ上のものに触れてはいけないそうだ。

床に広がったゴミたちは今度は工事現場の服装のローディーたちによって掃除される。
Hole In The Sky
Heart Of Gold
お次は何が?と思っていると昨夜と同じ
Blowin' In The Wind
が続いた。
会場内は大合唱に包まれる。

Singer Without A Song
昨夜と同じ女性が曲の中盤から登場する。
歌も歌わず、一言も話さす、ただただステージ上をギターケースをぶらさげて時折立ち止まって遠くを見つめる。
そして右へ左へと歩き、そして去っていく。
今回唯一のピアノ曲である。

終盤戦のスタートだ。
Ramada Inn
Cinnamon Girl

へと続く。

今回のツアーのもう1つの見所。
多分多くのファンたちが口を揃えて褒め称えるであろう
F*!#in' Up。

今夜のNeilさん、ものすごく表情がいい。
にこやかで楽しんでいるご様子。

本来のセットを前にしてというのもあるけれど、ハンブルグのオーディエンスの反応がいいのもそのせいだろう。
こちらまでそのいい気分が伝わってくる。
ポンチョもノリノリ!
Just F** UP!のオーディエンスとの掛け合いが延々と続かのように思われる。
Neilさんもおどけて「She Likes it!」
こんな楽しそうなNeilを見るのも久しぶりだ。
心から楽しんでいる様子だ。


Hey Hey, My My (Into The Black)
足を踏み鳴らし、がくがくガクガク、こぶしを振り上げ へーいへい!


いつもツアーが始まると、クリスがアンコール曲を予想するのが常となっていた。
昨夜もご他聞に漏れずクリス君は「今夜はハリケーンだ!」と断言していた。
今朝の車の中でUwe君とOlaf君に「今夜のアンコールはRoll Another Numberだっ!
10ユーロー賭けようか?と二人に持ちかける」

二人は奇妙な顔をしていたが・・・
アンコールに入り、うっそぉー!
Roll Another Number
が飛び出したではないかっ!
すぐさまOlafがVサインを送り、Uwe君はクリスの手を取った。

今夜はやっぱり気分がいいんだ。
もう1曲やるぞぉー。とNeilは手を上げる。
ひゃぁー、嬉しいねぇ。
アンコールNo.2はEverybody Knows This Is Nowhere

いい夜だねぇ。
アンコールが終わってUweと二人で例のサインを高々と上げる。
ラルフ君がドラムスティックを持って、どこに投げようかなぁーーーと見回している。
サインが目に留まってこちらに向かってくる。
うっそぉー!嘘やろ???
えっ?、あれよあれよでラルフ君のドラムスティックの1本がこちらめがけて飛んできた。
んが・バリアに当たって跳ね返る。
セキュリティーが拾い上げて隣のGerd君の手に・・・それからすぐさまhiroko手の中に入り込んだ。
「うっそ!うっそ!」
親切な巨人Gerd君が「おいらはもらったから・・・これはキミのだ!」(本当かどうかわかんない。。。)だけど、まるで狐につままれたようなハプニングにただ呆然としていた。

後ろのクリスが「しっかり持って放しちゃ駄目だ!」隠して隠すんだ!とクリスの袖に仕舞いこまれた。
後ろの女性がドイツ語でなにやら話しかけてくるのだが、一体何を言っているのか皆目わかんないときたもんだ。
目をくるくるさせているとドイツ語が出来ないのを察したらしく「ねぇ、ちょっとだけドラムスティック触らせてよ!」「と英語で話してきた。
クリスが恐る恐る袖から取り出すと、その女性は信じられないことにそれを奪おうとするではないか・・・ひぇー。。。こわっ、怖いなぁ。。。
お宝をしっかりと仕舞いこんで今夜の素晴らしいライブの余韻に浸かる。
再び皆が集まって、口々に今夜の素敵なライブの感想を述べ合う。
マーチャンダイズには山のような人だかりなので諦めて、外に出た。
Gerd君にお礼を言って、Uwe君とOlaf君たち、その他のラスティーたちが集まろうとするPUBが自分たちのホテルとはかけ離れていたことと、明日はアムステルダムまでのフライトを控えていたので、ここでひとまず別れることにした。
帰り道でドッジポットのT−シャツが15ユーロで売られていたので、1枚購入した。
ハンブルグ中央駅に戻って、バーガーキングで腹ごしらえ。
あれ?どっかで見た顔が・・・
ドイツ・ラスティーの4人組の一人マイケル君がそこにいたので、再び少しばかりの挨拶を交わした。

いい夜だった。
これもUweやOlafやGerdやそして遠くはアメリカのSandyとTamiのあのサインのお陰だ。
棚から牡丹餅のラルフ・スティックが最高のお土産となった。
どうもありがとう!
ハンブルグの夜、きっと一生忘れないだろう。


1. Love And Only Love
2. Powderfinger
3. Psychedelic Pill
4. Walk Like A Giant
5. Hole In The Sky
6. Heart Of Gold
7. Blowin' In The Wind
8. Singer Without A Song
9. Ramada Inn
10. Cinnamon Girl
11. F*!#in' Up
12. Mr. Soul
13. Hey Hey, My My (Into The Black)
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14. Roll Another Number
15. Everybody Knows This Is Nowhere
15.