Neil Young+Crazy Horse
SECC GLASGOW SCOTLAND
13/06/2013


Alchemy Euro Tour

UFO


6月13日木曜日



どうやら、ベルリンで頂いた風邪がクリスに回ってきた。
hirokoさんはニューキャッスルで菌をばら撒いたので、すこぶる好調(笑)
今夜は私たちにとっては1st Legの最終となる、Glasgowだ。
音楽の街グラスゴー、Neilのお父上の祖先が眠るスコットランド。
1996年、ジム・ジャームッシュをを伴って、SECCにやってきたNeil。
ジムのカメラが回る中、足を写してもらって大はしゃぎしていたのを昨日のように思い出す。
その後のグラスゴーといえば2002年だったからなんと11年ぶりのグラスゴーへのご帰還だ。
2008年はエジンバラ、2009年にアバディーン、これらはホースは伴ってはいない。

グラスゴーのNeil Young。
このセントラル・ステーションで座り込んで「Old Laughing Lady」を弾きがった。その後バンク オブ スコットランドはどこになるんだ?と道行く人に尋ねるコアな映像がある。
1976年のことだ。

https://www.youtube.com/watch?v=hAblRhE7KkA

Neilがちょうど日本の初来日を終えて、渡った先である。

あれ以来スコットランドのNeil Youngファンの語り草となり今なお衰えず語り継がれている。

今日のグラスゴー、ベルリンにも劣らないほど寒くて重たい灰色の雲がどっかりと腰を据えている。
いつでも一雨きそうな感じだ。
たまらんなぁ。また雨の降り落ちる中、並ばないといけないのかえ???かんべんしてよぉー。

3時半ごろ会場に到着するが、誰もいない???
ここは大小さまざまな会場が入り込んだコンプレックス会場であるので、既に入り口は解放されている。
中に入っていくといるいる。
一番奥に塊が。。。
到着すると到着順に手の甲にナンバーが記された。
24番目・・・げぇー、遅れたなぁーー!と言うと周りから笑いが取れた。
前を固めていたのはアメリカ人集団だった。
どの顔にも疲労が見える。随分と人数が減ったなぁ。
そりゃぁそうだろう、ベルリンから追いかけてこんなところまで来てるんだ。旅も終盤近くなってきたし、何と言っても物価の安いアメリカから比較的安いドイツへ観光もしちゃって、パリやベルギーも回っちゃって、UKに上陸したら目が飛び出るような物価の高さだ。
縮み上がったに違いない。
おまけにお天気はこんな具合だし。。。
これが反対の立場でうちらがアメリカへ上陸すると、あまりにもの物価の安さにうひょうひょしてしまう。

彼らの元気のなさにはもっと重厚な原因もある。

ドイツではアメリカ人は王様や女王様のように手厚い歓待を受ける。
誰もが彼らと話をしたがり、友達になりたがり、写真に収めようと、とにかくちやほやと持ち上げていた。
日本でもアメリカ人はちやほやされている。
やはり支配した国と支配された国の力関係なんだろうか???
ところがどすこい、ここはUKである。
アメリカとは同等の国なのだ。
アメリカ人は英国人のつんとしたすました人種性が気に食わないし、英国人は能天気でやかましいアメリカ人の気質が目障りでしょうがない。(笑)
hirokoはあくまで中立の立場だ。勿論お互いにそんな人ばかりではないけどね。
ヨーロッパでは有名人だった彼らもここではただの人。
そのあまりにもの落差を日本人のhirokoは目の当たりにする。ここまで違うもんなのか!!!
人数も減って、誰もご機嫌を伺わないからおのずとアメリカ集団も自分たちだけで固まって全く今まで見ていたようなHAPPY HAPPYとした元気がない。


最もこのアメリカ集団も中には褒められない行為をするからね。
遅くやってきて、前を陣取るアメリカ集団を見かけると、いつの間にかその中に潜り込んでいる。
キュー・ジャンピングだ。
並ぶことにかけては超うるさい英国人たちの目つきはきつい。かくゆうクリス君も顔をしかめていた。

それでもここはスコットランドである。
ロンドンなんかに比べるとまだまだフレンドリーな方だろう。

先だってのニューキャッスルで意気投合した、アイルランドのパディー君、アイルランドに住むドイツ人のグンタ君。
再びの再会にはたまた話が弾むクリス君でございました。
やっぱりスコティッシュとアイリッシュは仲良しさん。

さぁ、今夜はクリス君がこしらえたサインがどう動くか・・・
UKに移ってからはもうArkansas Girlsは通じない。
こういうHAPPYなパーティー気分はUKではシラケるばかりなので、やはりここはグラスゴー。
「KEEP F** UP!]だ!と普段はこんなことは乗り気でないクリスがせっせと段ボールを倉庫から引っ張り出してきて、マジックで作り上げたサインを持参してきている。
時折hirokoはこのおじさんの性格がわかんなくなるときがある。(笑)

今夜の興味は演奏直前に歌う国歌だ。
UKの国歌God Save The Queenを歌えばえらいことになるだろう。
ちゃんとFlower Of Scotlandを歌ってくれよぉー〜と願う。
4時を過ぎるとサウンド・チェックの音が聞こえてくる。
およよ???Mansion On The Hillが聞こえるジョぉー。聞こえるジョー。
皆が期待にワクワクする。
今夜飛び出すかなぁーーー???
すると今度は 「White Line」えお歌ってるではないか。。。バンジョーではなく生ギターだっ!ああああ・・・録音マシンを持ってくりゃぁよかったかな。。。
目がへの字にひん曲がる。
ありえる?ないだろ?
皆が期待を寄せるが、Neil Youngと言う人。。。今まで何度も期待を裏切られてきたから妙な期待はしないように・・・・と宥めるけど。。。
懸念を抱いていた国歌が流れる。
ああああ・・・よかったほっとした。
スコットランドの国歌の「Flower Of Scotland」がバグパイプの演奏に乗って聞こえてきた。

外は風が強そうで寒そうだ。
SECCサマ様だ。暖かい屋内で座り込んで待てるのは大変嬉しい。
おまけに手の甲にはしっかりと番号が記されているから、トイレへ行ったり、コーヒーを買いに行ったりおまけにここの中にはスーパーまであるんだから今までのお並び経験ではなかった天国のような環境下だ。
シビライズしてるよねぇ。と感心する。

5時を過ぎたあたりでこのクソ寒いのにショーツにサンダル姿のアバディーンのLESが向こうからやってきた。
彼とはベルリンで一緒だった。
ベルリンが屋外で本来の大アンプのセットではなかったので、随分とがっくりきていた彼だが、今夜充分に楽しめることだろう。

ええとぉー?One Directionの列はここかな?と面白そうなおじさんがやってくる。
大笑い。
「そうよ。ここよ。始めましてあたしはハリーのファンのhirokoでぇーす」と、またまたウケを狙う。
長時間待っていると少々馬鹿なことを言ってないとおかしくなりそうだ。
こうやって座って待っているとふと若い頃に夜通しでチケットを購入するのに並んだ思い出が蘇ってくる。
あの頃は若かった!夜通し寝ずに大丈夫だったなんて。。
50も優に過ぎて同じようなことやってるなんて、あの頃では全く考えられなかったよなぁ。。

6時半、ドアが開く。
たたたぁーっと走るのかと思っていると、セキュティーの叔父さんたちが両手を広げて、待ち受けている。
はたまたそこに並んで、おじさんたちの誘導で前列の入り口までゆっくりと進んでいき、入り口に入った途端一斉に皆が走り出す。
走る走る・・・
ゴール!
たどり着いたバリアNo.4だっ!
右よりのNeilサイドだった。
今夜も大満足。
今回のツアーはツイているなぁ。
初日のアウトドアのベルリンを除いて全て最前列を確保しているではないか!
SECCは何度も来ているが、新たに見渡すと案外小さかったことに驚く。

今夜が見納めになるかなぁ。。。
LOS LOBOS。
昨夜に引き続いてやはり一人欠けていた。
どえくでかい音。
NEILとホースのボリュームに影響されてか???
今までにない爆音の狼おじさんたち。乗ってるなぁ。。。かなり、今夜は彼らは乗ってる!

ちなみに今夜のセットリスト
ラストの Stone La Bambaが素晴らしかった。
いつもの軽快なラテンのリズムではなく、重たいROCK調にアレンジされている。
素晴らしい!
5日間、素晴らしい演奏を聞かせてくれてどうもありがとう。

さぁ、科学者たち、工事現場の労働者たちがパフォーマンスを交えながらせっせとセッティング。
すっかり顔なじみとなったカメラマンと挨拶を交わし、
クリスが今夜はこれだよ!とお手製の「KEEP F**in UP]のサインを見せると、大うけ!!
親指を高々と上げて、GOOOOOD!と喜んでいた。
またしっかりとスクリーンに収まることだろう。
こうなると毎回何か趣向を凝らしてみたくなるではないか???
8月のリバプールではビートルズのお面を二人で被ろうか???ポールとリンゴ・・・見に来てるでぇー。ってな具合だ。
これもウケルやろうなぁ。。。
ロンドンではクィーンとエジンバラ公のお面で中指を突っ立てって「F**UP」なんて、面白いけど、逮捕されそうだなぁ。。やめとこ。・・・と馬鹿なアイデアが次々と浮かぶ。



さぁ、今宵はスコットランド。
サウンド・チェックで既にFlower Of Scotlandの国歌が聞こえたので、安心して見ていた。
セントアンドリュー・クロスの国旗が青々と掲げられて、Neilさんと馬さんたちが現れ国歌に敬意をはらう。

https://www.youtube.com/watch?v=5QNdFO8IbCc


Love And Only Love
珍しいことだが、ギターストラップを肩にかけたNeilさん、演奏が始まる前に「Welcome Home!」とぼつりとつぶやいた。
今までになかったことだ。
きっと父上のスコット氏を思い出したのだろうか???
じぃーんときちゃう。
今夜もいい音だ。
Neilさんご機嫌よさそう。

今夜はワイルドな観客で有名なグラスゴーだ。だからこそ、セキュリティーもかなり厳しい。
ベルリンでの酔っ払い4人組がここにいればすぐさま、退場だ。
今夜も1人叉1人と担ぎ上げられた酔っ払いが運び去られていく。
突端の退場者はまともなおじさんだったが、ビデオカメラを回し続けていたみたいだ。
そりゃぁいかんわなぁ。。。だけどね、今や誰もがけーたい、スマホを持って入っているから誰もがパチパチやってるわけだし、勿論ビデオだって収録できちゃうからねぇ。
どこらへんからの基準なのか・・もうわかんなくなってきているよね。
ユーチューブですぐさま映像が見れるというありがたい恩恵をうけているわけだしなぁ。少し気の毒だ。

Walk Like A Giant

ここでも後半からのっしのっしの巨人のWALKが始まって、紙くず、新聞紙、ビニール袋がステージ上を埋め尽くす。
話にきいたところだが、各地のセキュリティーはステージ上のものに触れてはいけないとのお達しがなされているらしいが。
んが、超ド真面目なスコティッシュのセキュリティーのおじさん、後ろから落ちてきたゴミを拾い上げる。
しかしだな。。。
この後は
Hole In The Sky
でもって雨合羽のローディたちによって全ての紙くずがステージ下の床へと落とされるわけだ。
何も進行状況を聞かされてはいないのだろう。
おじさん「一体何が起こってるんやーーー?」と首を大きく曲げて後ろを振り向きながら、せっせっせっせとゴミを集めるではないか。。。
セキュリティーはお掃除までしなくていいはずだ。(笑)
どのライブでもこれほど真面目にせっせとお掃除に加わったキュリティーを見たことがなかった。
なんか凄く真面目すぎて可笑しい。



アコギに移る。

Heart Of Gold
Blowin' In The Wind

スタンダードだな今宵は。
サウンドチェックで聞いたWhite Lineはなさそうだ。
だけど、ニュートラルなファンたちは大喜び。
会場内は大合唱となる。

Singer Without A Song

ニューキャッスルと同じ娘さんが登場した。
やはりここでお水配給サービスが実行される。
ありがたく頂くが、やはり騒々しくて、せっかくの唯一のピアノ曲が台無しだ。
こんな前で録音なんぞしていたら煩くて仕方なかったことだろう。

11曲目、待ってましたの「F**in UP」
さぁ、いっちょやりまっせ、とクリス君はサインを揚げようとする。
すると超ド真面目なセキュリティーのおじさん、そのサインをぐっとひったくろうとするではないか!
「駄目だ!これは駄目だ!こんなの認められないよ!」と怖い顔。
おいおいおいおいおい!!おじさぁーん!

勿論、この超ド真面目おじさんはこの歌のことを何も知りはしないのだ。
なんて恥知らずな!という表情でサインを奪おうとする。
だが、クリス君だって黙っちゃいない。
「これは歌なんだ!歌なんだ!」」駄目だ駄目だ。
すったもんだを繰り返している。
まぁね、ここは紳士淑女の英国領内。
こんな汚い言語はBBCではカットされる。
んが・・・これは歌!
おじさぁーん、勘弁してよぉー。
「あのね、カメラマンだってOKしてるんだからさぁー」
「えっ?」
すったもんだを察したカメラマン君が助け舟を出してくれる。
「さぁ、揚げて!!!」
カメラマン君はド真面目セキュリティーを押しのけて大きなカメラをこちらに向ける。
イェーーーーーイ!と中指を立てる。
おじさんは両手で目を隠す。。。(笑)
我らのサインは見事に頭上で踊っている。
スクリーンに写ってる!やったね、クリス!
残念ながら現在UPされているユーチューブではご覧になれはしませんが・・・

https://www.youtube.com/watch?v=V2Ue9kviXTo
今宵のF**UPもノリノリのパフォーマンスだった。
おどけた演技のNeilさんがかわいい。

雰囲気的になんとなくハンブルグの一夜を再現したようなご機嫌なNeilさん。


Hey Hey, My My (Into The Black)

大好きなヘイヘイ・マイマイ。
両手を高々と揚げて踊りまくった。
この曲がかかると毎度のことながらhirokoさんは人格が変わる。(笑)

アンコールは

Roll Another Number
Everybody Knows This Is Nowhere

となって全くハンブルグの再現となった。


グラスゴーの夜もステキだった。
大きな歓声と熱気の中、Green Sleevesが流れ、場内が明るくなった。
私たちの1st Leg の千秋楽だ。
いろんな場面でいろんな人々と語り、いろんな人たちに助けられた。
そして素晴らしい音楽の夜。
やはりライブは素晴らしい。
今だ衰えを知らない怪物Neil Young。
エネルギーに満ち溢れた数夜をどうもありがとう。

カメラマン君からセットリストを頂いた。
8月に叉リバプール、そしてロンドンで会えるかな?
その時にはこのカメラマン君を反対に写してあげようと思う。

会場を出て、アバディーンからやってきたトレバー君と合流し、
Fish&chipsで腹を充たす。
彼とはまたLONDONで合流する。
疲れたなぁー。だけど、いい気分だ。

マッセルバラの家に戻ると、アバディーンからやってきた友達のリンジーやグエン、そしてトレード友達だったウィリー君からメッセージを頂く。
彼らは皆、後方だったので、スクリーンで見ていたという。
「目立ってたわよ!」
「あのサイン!」
と・・・おっとっと。。。
しらふになったときに、こーいうのは恥ずかしい。。
やはりこれからはお面を被らねばなぁ・・・(笑)


アバディーンのLES氏から頂いた写真・・・素晴らしいズームだよね。



1. Love And Only Love
2. Powderfinger
3. Psychedelic Pill
4. Walk Like A Giant
5. Hole In The Sky
6. Heart Of Gold
7. Blowin' In The Wind
8. Singer Without A Song
9. Ramada Inn
10. Cinnamon Girl
11. F*!#in' Up
12. Mr. Soul
13. Hey Hey, My My (Into The Black)
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14. Roll Another Number
15. Everybody Knows This Is Nowhere