Neil Young+Crazy Horse
Waldbuhne,Berlin Germany
02/06/2013

Alchemy Euro Tour

UFO


6月2日日曜日

マクファーディン家の朝は早い。
体時計が目を覚ます。まだ朝の6時で昨晩の食事とアルコールのお陰でこの上なくだるいのだが、やはり脳みその中は興奮状態。
しかし何だ?寒い。めちゃくちゃ寒い!
今年のヨーロッパ中の冬はえがつなく長かったが、まだ冬じゃないか???
今夜はアウトドアだし、冬の服装は持ち合わせてきてないぞ。これはもう重ね着するしかないなぁ。
雨も降るみたいだし、ポンチョも持って行かねば。。。
アウトドアと聞いてかなり萎えてしまった。・・というのも2008年のダブリン、そしてケント州でのPOP FARMもアウトドアではあまりいい経験がない。
ダブリンでは多くの酔っ払いたちが静かな曲の間もおしゃべりに没頭し、ビールを買いに出たり入ったりで全く集中できなかったし、POP FARMでは雨じゃんじゃんで、オマケに寒くて、少数のアホウ共が傘を差したりするのでまったく前が見えずに楽しめなかった。
アウトドアでも最前列を確保すれば、お天気がよければ座り込めるし、トイレの心配も少ないが、こう寒くて雨が降るとまずは足腰ががくがくになるし、トイレだって行きたくなる。
一度トイレへ赴いて場所を明け渡してしまうともうその場所に戻るなんてタブーは許されない。
勿論やる人はいるが、顰蹙を食らうのはごめんだ。


朝8時、昨晩会えなかったオーストリアのカップル、ジョージとスーザンにTEXTを打つ。
驚いたことに彼らのHOTELはお隣さんだったのだ。
朝食を一緒に
食べに行こうと9時に待ち合わせ、近くのカフェでこれまたポッシュな朝食。

ジョージとは長年のお友達だ。
幾度もNeilのライブで合流している。
私生活でも以前ミュンヘンに旅行した時にわざわざ会いに来てくれた。実に気のいい友達。ずっと独身を貫くのかと思いきや、ようやくHeart Of Goldを見つけたようで彼女のSusaneとは初対面。
初対面ではあったが、すぐに打ち解けて、あれやこれやの話が弾む。
熱々カップルを前に・・・うちらもこんな時があったんかいな???とほほえましい。
何しろ友の嬉しそうな顔を見るのが一番嬉しい。
何ともお似合いのカップルだ。
二人を心から祝福していた。

朝食を終えて再びHOTELへ戻る。
急げばベルリンの乗り降り自在の観光バスで1巡りができる時間はあったが、今晩のことを考えると少しでも体を休めておかねば、どういう事態になるかわかったもんではなかったので、ここは休息。
ベルリン、もっと時間をたっぷりとって、叉来れるところだし。。今回は観光断念。
3時あたりに会場へ出向こうと決めて、ジョージに再びTEXTを打つ。OK一緒に行こうと決まった。

会場の Waldbuhneはベルリンの街の西側に位置している。
オリンピックスタジアムの隣だ。
はてな?ベルリン・オリンピックっていつだたんや?調べてみると1936年。生まれてへんがな。。ヒトラが居た頃か。。このとき日本人も金メダルを取っているが、水泳の前畑・・この実況中継だけは有名だ。
後年何度も何度もTV
で放映されているから記憶がある。
約20分ほどで目的駅に到着。
はぁて、ドイツのラスティーたちはすでにゲートの前で並んでいることだろう。
ゲートの前では10数名が早くも並んでいた。
おったおった!UWE君!
「ひっさしぶりぃー!!!!」「OHHHH!hiroko!!!」と再会を喜ぶ。
彼とは2004年のニューヨークが最後だったからなんと9年ぶりの再会となったわけだ。
金髪が見事に白髪に変わり、もうすでにおじいちゃんと呼ばれるようになったそうだ。うちらよりは確か5つ6つ若いはずなのに。。(笑)
年月の速さに驚くばかりだ。
まずは明日のハンブルグへの出発時間の打ち合わせを決めた。
うちらがUwe君のホテルへ出向くのがベストだろうと8時半ということで出発時間が決まった。
を見上げると灰色で雨がポツリポツリ。
こんなところで長時間立ったままで待つなんてことは旅をしているジョージ・スーザン、クリス、hirokoにはかなり酷なことだったので、ひとまずUwe君たちを残し4人はどこか座って落ち着けて暖かいものを食べれるところを探す。
勿論会場近辺には全く何もない。
歩き回って一軒のイタリアン・レストランがオープンしていたので4人はなだれ込んで、しっかと腰を落ち着けた。
ポンチョ姿に身を包み、記念撮影。
雪だるまが2つ、なかなか面白い。

会場のオープンゲートは2箇所あるようだ。
とにかくはぐれないように列に並び、バッグ検査を受けた後、いざ会場へ。



今夜の野外会場は傾斜角度がかなりあってこれならば後方でも楽しめそうではあるがスクリーンが設置されていないみたいだ。
シーティングは早い者勝ちみたいで好きなところに座ることが出きる。
だが・・雨が降っているし・・・ここはどうしたものか。。
どの位置で見るのがいいのかわからないまま、一丸となった前列から後方の中央あたりに落ち着くことに決めた。

気になる雨はポツリポツリ。
地面はじくじくして座り込むことも出来ないから、かなり厳しい。
前座のLOS LOBOSが登場した。
初めて見るLOS LOBOS。
うわさには聞いてはいたが、素晴らしいリズム、そしてギターサウンドだ。

前作の「Tin Can Trust」からの数曲、聞き覚えのある曲。
ラストは「ラ・バンバ」でたぁー。これだけを聞いただけでもここに来た価値アリだなぁ。。。
リラックスしていた会場内が緊張に包まれ、人々はどんどんとスタンディング・エリアに押し寄せてくる。
外国のスタンディング・ライブに中に入り込むことは背の低い人や女子供には辛い。
でかい人たちの後ろだと全く前が見えない。
何とか前の人の肩と肩の間から見れる視界だけが許されるのみだ。

NEIL+Crazy Horseの登場をひたすら待ち続ける。
緊張は高まり人々が詰まってくる。
近辺にかなり出来上がった輩がいてビール片手にあっちへいったりこっちへいったり、少々うっとぉしい。

さぁ、Neilの登場だっ!Neil Young +Crazy Horse ユーローツアーの開幕だ。

オープニングはLove And Only Love!
歓声がひときわ高くこだまする。
今夜は10度あたりか・・・寒い。
Neilも首にスカーフを巻きつけていた。

演奏が始まった途端・・・先ほどのご近所輩が仲間を伴って計4名・・・俄然とエアー・ギターをやりだした。
何かアルコール以外のものも入っているのだろうが、もう完璧に己の世界に入り込んでエクスタシーの極み。
この4人が円形になってエアーギターをかき鳴らす。全くステージなんてお構いなしだ。
(アホか・・・こいつら。。。何もこんなとこでせんでもええやんけ、もっと後方へ下がれってんだ!どあほ!)
この4人。。周辺の人々を押しやり、倒れこんだり・・・一度はこちらへ寄りかかってきたのを交わしたら、すってん地面に大の字に倒れこんだ。だが、この手のらりった酔っ払いって痛みがないんだよね。
すぐにむくりと起き上がり、また架空のギターをかき鳴らす。
どこにでも馬鹿はいるもんだ。
これがドイツの馬鹿だ。
UKにもおるおる。
ここがUKならばすぐにでもセキュリティーのおじさんから放り出されるところなんだけど・・・
まぁ、こんな奴らのそばに位置してしまった運命を嘆くしかない。
せっかくのNeilのオープニング・ショーもこいつらのお陰で台無し。
ステージに集中できない。だっていつ倒れこんでくるかわかったもんやないからね。

これがたった1度のチャンスだったら、めちゃくそ腹が立つところだろうが、hirokoとクリスにはあと6回のチャンスがあるから、許してやろうという余裕が沸いている。(笑)
明日のハンブルグは絶対に前列確保だ。
こんなドアホウの届かないところでじっくり楽しんでやるぞ!!!

しかしまぁ、らりった酔っ払いのパワーというのは凄いもんだなぁ。。。と何度倒れこんでも起き上がりこぼしのように起き上がって激しくエアーギターをかきむしる、その顔を全てビデオに収めてユーチューブに流してやろうか・・・などといたずら心も浮かんでくる。

3曲目のPsychedelic Pill
いつもそうなんだけど、CDで聞いていてもさほどでない曲がライブだと輝きを増す。
この曲がいい例だなぁ。
CDではそれひど好きではなかったけど、いいじゃない!これ好きやわぁー。

4曲目
Walk Like A Giant
待ってました!これは好き好き!
予行演習はできるだけ控えたつもりだったけど、このWalk Like a Giantだけは昨年のアメリカでの映像がしっかと目にこびりついていた。

雰囲気的にLike Hurricaneでメロディーがいいよね。口笛も何処か寂しげで。。。
WALK!WALK!WALK!WALK!の掛け合い。
巨人がどっしどっしとステージを動き回る。
ガリバー旅行記のように・・・
がぉーがぉーーーーーーー!とゴジラ映画さながらだ。このがぉー!がギターのひずみで轟いていく。

Hole In The Sky

空の穴から雨が流れ落ちる。ラジオ・カナダの天気予報。雨雨雨・・・
オーストラリア・ツアーでお目見えした未リリース曲。
しっとりと中休みにはいい曲だよね。
エアーギターの4人馬鹿もひとまずの休憩に入る。大人しく出きるんや???(笑)

Neil君、生ギターに持ち替えて・・・
Hert Of Gold。
お次は???
およよ???うっそぉー???
Blowin' In The Wind
ディランの名曲 ひょぇー。。。これ続くのかな?それともベルリンだけ???

これから先が楽しみだなぁ。。。


Singer without a song

これもオーストラリアでお目見えした発表曲。
2つの未発表曲、すぐに取り外されると思っていたけど、続くみたいやね。
曲の途中からギターケースを下げた女性がステージを歩き回わる。
誰???Greedaleのような芝居が垣間見れる。

Ramada Inn

再び長い新曲
歌詞が体中に染み渡ってくる。
やっぱNeilは素晴らしい詩人だ。
うっとりと聞きほれてしまう。

佳境に入った。
Cinnamon Girl
エアーギターの4人組。またまた息を吹き返した。
しばらく大人しく潜んでいたかのように思われたが、再び激しい動きに身をくねらす

F*!#in' Up

いいねぇいいねぇ。
今回のバージョンはかなりエクステンドしていて、Neilとポンチョの掛け合いが楽しい。
{Just F* UP!}が延々と続く。
オーディエンスとNeilの掛け合い。凄くいいバージョンだ。

Mr. Soul
Hey Hey, My My (Into The Black)

御なじみの名曲で体が温まる。

アンコール・・・さぁ、初日のアンコールは一体何だろう???
クリスが「今夜はハリケーンだろう!」と予測を立てていた。
頭上を見上げる。。。
オルガンが・・・ああああああ・・・下りてくる!!
ハリケーンだ!

地面がまるで地震のように震えている。
凄い爆音。
やっぱりハリケーンだ!

雨でも寒くても観光なくても足ががくがくでも腰が砕けそうでも…来てよかったなぁ。

ライブが終わると急に足と腰ががくがくで疲れきっていた。
トイレも行きたい。
あれれ?マーチャンダイズはどこにあったんだろう???
ツアーTシャツ買いたいけど、、、まぁ、まだまだ買える機会はあるだろう。
レズやジョージたちと合流して、今夜の興奮を語り合う。
市内へと戻る列車は超満員。
まるで日本のラッシュアワーの地下鉄なみだ。

ドイツの美しきラスティーたち。
右からオラフ、ガード、ウベ、マイケル。













動物園前の駅のスタンドでカレー・ソーセージを食べる。
あのぉー。。。これのどこがカレーなのよぉー???
ケチャップがこれでもかっ!ってばかりにかかっていて・・・少々きつい!!(笑)


さぁ、明日はハンブルグだっ!



1. Love And Only Love
2. Powderfinger
3. Psychedelic Pill
4. Walk Like A Giant
5. Hole In The Sky
6. Heart Of Gold
7. Blowin' In The Wind
8. Singer without a song
9. Ramada Inn
10. Cinnamon Girl
11. F*!#in' Up
12. Mr. Soul
13. Hey Hey, My My (Into The Black)
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14. Like A Hurricane