Neil Young+Crazy Horse
ZIGGO DOME  AMSTERDAM The Netherlands
05/06/2013


Alchemy Euro Tour

UFO


6月4日火曜日

昨夜は興奮が募り、疲れているにも関わらずなかなか寝付けなかった。
今日は移動日。
ハンブルグからアムステルダムへはKLMでひとっ飛びだ。
当初は列車でと思っていたが、国際列車と言うのは案外高くつく。フライトですら高かったが、KLMの料金を調べたら、片道だと馬鹿高いが往復だと列車とえらく値段が違わなかった。
往復のほうが安いのだから不思議なお話。
往復を買って、帰りを捨てるわけだな。勿体無いけど安いのだから仕方がない。

名残惜しいハンブルグ、そしてドイツも今日で終わり。
叉ゆっくり戻ってくるぞ!!!
ハンブルグ駅からSバーンにてハンブルグ空港へと向かう。
今日もよいお天気だ。

アムステルダムはスキポール空港。ここには何十回も降り立っている。だかしかし、今だかつて、その空港から出たことが1度もなかったのだ。
全てが乗り継ぎで降り立つだけで、しかしその空港内は知り尽くしている。初めてのオランダという事実に驚く。
安いからいつでも行けるところだけど、そのいつでもがなかなか実行できなかった。
時間があればゴッホ美術館とアンネ・フランク博物館の2つぐらいは訪れたいところなんだが・・・
(叉来れるか。。。)という気安さがある限り・・またまた伸びそうな気もする。何しろスタンディング・ライブの追っかけは50を過ぎた老体にはかなり厳しい。(笑)
エアポートから列車で1駅のAmsterdam zuidに到着。
お宿はキュービック・ホテル。何でもWTCの中にあるという。
WEBサイトで見た限り、かなりお洒落というか若者向きの低予算ホテルである。
チェックインして部屋に入ると、まーーーにぎやかなこと!まるでカラオケBOXの中みたいだし、照明もディスコ調。
ちょいと場違い???浮いてるよね。。うちら。。とはいいながらはしゃいでしまう。
どーする?これから・・ゴッホとアンネ・フランク・・・もういい。また今度に・・・またしても観光はとりやめ。
体を休めることに決める。
周辺はビジネス街で、いろんなレストランやカフェが立ち並んでいる。
日本食のWAGAMAMAで夕食をとることに。。
オランダにも進出していたとは知らなんだ。
WAGAMAMA、この店が始めてロンドンにお目見えした時に一度入ったことがあった。
ヌードルを主体にしたまるで学生食堂風のお店だったけど、お値段は高かった。
しかし料理していたのは日本人ばかりだったし、味はよかったので少々高くてもまぁ満足できたのだ。
今ではチェーン店となって各地にオープンしているが、そのスタンダードが崩れてはいないのかな?
確かエジンバラにもオープンしているが、また行ったことがない。
クリスはヤサイカツカレーをそしてhirokoはチキン照り焼きどんぶりを注文した。
調理場が丸見えなんだけど、全ての調理人は黒人だ。
あとはウエイター・ウエイトレスはオランダ人みたいで、店長とおぼしき人がせかせかしていたが、これがどう見ても中国人。
いやぁーな予感がする。
それでも今やWAGAMAMAはチェーン店なんだし、レシピーはどこでも同じだろ?と気を取り直すのだが、運ばれてきたクリス君のカツカレーを見て・・・げぇー、不味そう!!!見るからに不味そうなカツカレー・・・なすと芋をフライにしたカツ・・。
hirokoのがやってきた。
これも変。。。やたらににんじんの千切りがうず高く飾られている。
あのねぇ、あたしウサギとちゃうねんから、
こんなにニンジン積み上げんでもええやろが。。。

hirokoのチキン照り焼きどんぶり。

ごはんがタイ米でぱさぱさのところに芯が残っていて不味いことこの上ない。
チキンは硬いわ。。コリアンダーが強烈やら・・・全然全ての素材のバランスがなってない。
だいたいなんでどんぶりに長いパサパサの米使ってるの?
クリスのカレーのごはんは短い米やのに。。。カレーなら長くてパサパサでもかまわないうだろうけど、どんぶりと反対やろが!
これがあのWAGAMAMAなんか???
それともここだけオカシイの???
以前アバディーンのYO! SUSHIの焼きそばの悪夢が蘇る。
あそこはまだ安かったから許された。
しかしこの粗悪どんぶりが15ユーロー。全くのぼったくり。
大いに失望した。
クリスに「もう二度と日本以外の国で日本レストランに入ろうと誘わないでよね!!!」ときつく断言。
あたしは大阪出身だということを忘れちゃいかんぜよ。食いものに関してはちょーうるさいんだから。。。
だが、ここで反戦は翻す気力はない。
これが西洋のどんぶりなんでしょ。。と諦めの極致。
勿体無いからチキンだけをつまんで、すぐさまお会計。
ウエイターがにこにことお気に召しましたか???なぁーんてとぼけたことを言ったので、「酷いもんやった」とだけ答えて、そそくさと外に出た。
クリスがなかなか出てこない。あのさぁ。。。ごねてるんやないやろうねぇ。。。やな予感。
案の定、クリスは言いたいことだけは言ったようだ。出てくるとしばらくして中国人店長が追いかけてくる。
ああああああーーーーやめてよね。こんなアムステルダムで食いもんごときで討論する元気ないで。。。
中国人店長はぺこぺこと頭を下げて「あなたがたの言い分、わたしすべてわかるあるよ。。。だけど西洋人求める要求どおりにつくるとこうなってしまうある、あたし日本にいったことあるよね。たから知ってる。日本人、ライスが大切!」「そう!日本人はライスが大切や。どんぶりに長い米使うのあかんで。コリアンダーも合ってない。カレーに短い米使ってるんやたら、短い米あるんやろ?どんぶりには短い米やで。芯がない様にしっかり炊いて・・・ただね、あたしは失望したんよ。そもそもロンドンで第一号店がオープンしたときに行ったんだけど、美味しかったからね。高かったけど。。」
すると中国人店長・・・「わかるわかる。最初は全てが日本人でやってた。。だけどコストがかかりすぎて経営が困難になったあるね。だから西洋人に合わせたものに変わっていったある。だから成功したあるよね。」
「なぁーるほどね。」
「あなたほとんど食べてないからディスカウントするある。」といって10ユーロを返してくれた。
いらんていらんて!この中国人ひたすら謝る。気の毒になる。
何もこの中国人が悪いのではない。何も知らずに入った自分たちが悪いのだ。
私たちのこの討論会は笑いながら和やかなものとなったが、もう二度と行くまい。
戻ってきた10ユーロでバーガーキングへ口直しに行こう!
やっぱり今夜もバーガーキングか。。。


6月5日水曜日

HOTELはWIFIがタダなので、Face Bookに投稿したり、UweやOlaf君たちへにメーセージを打ち「何時ごろ行くの?」「1時ごろかな・・・」との返信が戻ってきた。
今回の会場は昨年出来たばっかりのZIGGO DOME。
かなり大きな会場だと聞いている。
こんなときしかはけないんだよ。とクリス君はショーツをはく。
これはうかうかしてはいられないなぁ。
再び最前列を狙おうとすると・・・お天気もいいし、早めに行くか・・・
ベルリンのあの寒かった日が嘘のようだ。
真夏日となったアムステルダム。
いつも思うことだけど、どうして英国人はショーツが似合わないのだろう???
どうして同じ白人でもアメリカ人には似合うのに・・・不思議だなぁ。
二階建て列車がやってくる。
近鉄特急みたいだ!子供のようにはしゃぐ。

12時半ごろにZIGGO DOME前に到着。
既に数人がたむろしていた。


6列あるゲートの1つを確保した。
さぁまだ、まだこれから長い道のりだ。トイレの場所、スナックの買えるところを散策。

今日の一番乗りはオランダ人カップルでなんと朝も8時半にやってきたそうだ。
ハードコアたちがぽつりぽつりと加わってくるが、6時半までは気が遠くなるほどある。
そうした待ち時間というのはまさにラスティーたちの交流を深める最高の場。
スウェーデンからのニール君は腕にしっかりとツアー・ロゴの刺青。気合入ってるなぁ。















フロリダからのカップル、ロンとキャシー、オランダの三銃士、顔見知りの顔が増えてくる。
オランダの三銃士たち、かなりの音楽通みたいで、一度「あたし、フォーカス大好きよ」って言うと目を輝かして身を乗り出して話を始めた。
「なぁ・・・こんな天気のいい日に、何もすることなくこんなところにいる俺たちって・・・悲しいよなぁ。。。」
と一人が言うと大爆笑となった。
Uwe君はゴッホ美術館へ観光で少し遅れて登場した。




ライブの追っかけの一番しんどい部分がここだけど、目的を同じにするファンたちなのだから少々毛色が違っても奇妙な連帯感に包まれてくる。
ここに集うものには言葉の壁も国境も存在しない。

ハンブルグではゲートオープンが6時半にも関わらず5時過ぎには解放されたが。。。果たしてここはどんなものか。
始めての会場であるから今ここにいる場所から入って、ステージまでの道のりがどんなものかというのが皆の関心。
ここの誰もが最前列を求めて早くから集まっているのだ。
オランダ人の既にここに来たことのあるRolf君が「入ったら正面がマーチャンダイズだ。そして右と左に分かれていてそれぞれ2か3つ扉がある、遠回りして奥の扉から入るのが最短だよ」と皆さんに説明。
5時を過ぎるとさすがに人が増えてくる。
もうすぐだ。

6時半になり、セキュリティーが現れた。
6つのレーン。同時に開いてくれよぉー。
よぉーい、どん!チケットをチェック、走る走る。げぇー、ステージが遠いぞぉー。
クリス、クリスどこぉー?おお!いたいた!しかし早いなぁみなさん!
息が切れる!!
クリスが左側のバリアをゲットしている!やったぁー!
Uwe君軍団は?右側一帯を確保できたようだ。早くからたむろした全員が首尾よくバリアをゲットできたようで嬉しい。
バリアNo.2だっ。
2009年のアバディーンでバリア真正面という体験以来、一度最前列を体験したら、止められない。
ハンブルグでのバリアも最高だったしね。
しかしこちらは前前前と前ばっかりを見ているので、改めて後ろを見回すと、かなりでっかいところだったんだ。
インドアでもあまりにでかいところだとサウンドの方は大丈夫かな?
ステージもかなり高めだ。
こりゃぁ首が痛いぞぉー。

前座のLOS LOBOS
メンバーの一人ひとり名前すら知らなかったが、まとまりのいいすばらしいバンドだよなぁ。
特にドラムがリズム感が抜群でかわゆい。





ベースのおじさんConrad Lozanoもいつもにこにこ、大きな体を右に左に。熊さんみたいでこれまたかわいい。

残念ながら今夜は「ラ・バンバ」はなし。
持ち歌がたくさんあるバンド。
毎晩違った演奏を奏でてくれている。

家に戻って落ち着いたら、しっかりとまた LOS LOBOSも聞き込んでみようと思う。
ツアーも3日目となると少しばかり余裕というものが出てくる。
特にNeilの方はセットが決まっている。
初日、二日目は舞い上がって、それどころではなかったが、今夜の3日目は少しリラックスして細部に目を向けることが出きるだろう。


今宵は特別にオランダ出身のミュージシャン2人が参加。
アコーディオンとパーカッションでみんな楽しそう。
本当にこのバンドって、音楽が楽しくって仕方がありましぇん。ってな雰囲気なんだなぁ。
その楽しい雰囲気が観客に伝わってくる。

LOS LOBOSの登場が7時半、50分あまりの演奏、そしてニールへのバトンタッチのセッティングが30分ほど。
科学者や工事現場に扮したローディたちのパフォーマンスを交えたセッティングなので見ていて飽きない。
9時にNeil御大のご登場というのがスケジュールだ。

今宵はどのようなステージだろう。
何度味わっても、このひとときはワクワクする。

今宵はアムステルダム。
オランダの国歌だ・・・あらら・・・知らない。。。
あまりメージャーじゃないよなぁ。ふぅーん、こんな国歌だったんだ。。と記憶に残りそうにもない国歌を合唱。
またしでもふにゃふにゃと歌ってる振りをする。


Love And Only Love
さぁ、始まりだ。
今夜の調子はいかがかな?
ちょいと音がばらついている気がしないでもない。
一番前にいるからバランスはわかりにくいが、あまり広すぎる会場もつかみにくいところだ。

Walk Like A Giant

紙くずが舞う舞う。。

なんとなく今夜はNeilさんの表情が厳しい。
ハンブルグで始終見せてくれたにこやかさが見えないぞ。
やっぱり音が気に食わないのか???


これほど近くにいると、表情が丸見えなので、こちらがハラハラしてしまう。
がんばれ、Neil!

9曲目のRamada Inn
長い曲なんだけど・・・あらら・・・・
ギターソロに入ってしばらくすると、「やぁーめた!」で中途半間のまんま終わってしまった。
あらら・・・やっぱ気に食わないんだ。サウンドが。。。
隣のおじさん、両手を上げて怒る!
「なんでだよぉー!」
どうどうどう!!!!リラーックス!hirokoは肩を揉んでなぐさめてあげる。
我に返ったおじさん、「あははは・・・だけど・・・なんでだ!おいらこの曲が聞きたくて早くから並んだんだぜ。。。」
どうどうどう!!!
「サウンド・プロブラムだよね。気に入らないみたい」全然笑顔がみえないもん。
そりゃぁ毎日毎日やってりゃぁこんな日もありゃぁさ。。。みんな人間なんだもんね。
そいでもドタキャンよりマシだわさね。
Neilの機嫌が悪いとビリーがピリピリきてる。
ポンチョはポーカーFaceだけど。
この音源を手に入れたらしっかり聞いてみたい。





















ハンブルグでのUwe君と共に掲げたArkansas Girlsのサインは今夜はどうしたわけかクリスとhirokoの手元に。
オランダ国歌の際にも高く掲げて、ホースたちの目に留まって、ラルフが指差しで応えてくれた。
F**UPの時こそが再びのチャンスだ。
ポンチョと目が合った。。。
おめぇーたちいい加減にせぇーよってな笑い。
F** UPが始まる。
今まで機嫌の悪かったNeilさんだが、やっぱこの曲で不満を吹き飛ばす。
気分転換にサイコーだよねぇ。
Just F** UP!Do It Again!
今宵はポンチョが歌いまくる。
サインを掲げたクリスとhirokoに向かって、Yeah yeah Yeah...
中指をにょきーっとつっ立てて、それで?どっから来たんだ?
勿論我々二人がArkansasから来た人間ではないことは丸分かりなもんで、F** UPをまともに食らった。
https://www.youtube.com/watch?v=MRgi4DDc8aM

うげっ、ポンチョにしっかり顔を覚えられてしまったぞ。。。
やっぱこの曲が山場だなぁ。

Mr. SoulそしてラストのHey Hey, My My (Into The Black)
今夜のアンコールは何かなぁー???
クリスはまたしてもUweとOlafに「今夜はハリケーン!」と予想した。
オルガンはゆらゆらしている。
ふと周りを見渡すと、なんてことだ!!?
こんな小さな子がいつの間に???
明らかにゲートオープンを待つ仲間内のなかには見かけなかったから、両親に連れられて、するりするりと前へ前へもぐりこんできたのだろうが・・・
可愛そうに・・親も親だよね。肩車するだにしてやればいいものを・・・そんなところじゃ見えないやろが。。
9−10歳あたりの男の子が後ろにぴったり。
まぁ、ここまで見れたんだし、アンコール、代わってやるか。。
「ここへおいで!」とその男の子を引っ張ってバリアを譲った。小さな子だしこちとら充分見れるし。
少年はバリアにへばりついた。
長時間、背の高い大人たちの間で、いくら子供といえども疲れたことだろう。
父親らしき人が大層喜んで、バリア前の少年をカメラでパチパチ。
まぁね、わからんでもないが、子供をたてに後方からじりじり同情を貰いながら、もぐりこんでくる、親というものに少しばかり苛立ちを感じた。
だが子供に罪はない。

アンコール、天使のオルガンがゆるりゆるりと降りてきた。
今夜もクリスの予想が大当たり!あのさぁ、宝くじでも買って当ててくれよ!(笑)

{ほら。上を見てごらん!降りてくるよ、オルガンが・・・」と少年二声をかえると、少年は目を皿のようにまん丸にして食い入るように見入っていた。

ハリーケーンの爆音。
ゆらゆら揺れ動くオルガンを巧みに弾きこなす、ポンチョ。
おっとぉー!Neilさんつまづいた!
もうちょいでこけそうに。。。
neilさん腹が立ったのか、その後のソロは格別に気合が入ってすさまじい演奏だった。

2曲目のアンコールはRoll Another Number
その前に、しんみりと観客に感謝の思いと、子供たちへの思いを静かに訴える。
クリスとhirokoは目配せで、ドラムスティックはこの子に・・・と暗黙の取り決めをした。
再びサインを掲げて、ラルフ君の目をひく。
テレパシーは上手く通じた。
クリスと二人でこの少年へと指差す。ラルフもわかった!と駆け寄ってきて、少年めがけてドラムスティックを投げてくれて、少年は上手くキャッチした。
本当に優しいラルフ君に感謝!!!

少年は何が起こったのかわからないままに、ただただ喜んでいた。勿論両親の喜び方は尋常ではなかったが。。(笑)

まぁ、よいことをしたからこちらも気分がいい。

サウンド的にはイマイチ感がぬぐえないし、ラマダ・インも中途半端で終わっちゃったけど、第3日目も無事に終わりました。



ありがとう、アムステルダム!

1. Love And Only Love
2. Powderfinger
3. Psychedelic Pill
4. Walk Like A Giant
5. Hole In The Sky
6. Heart Of Gold
7. Blowin' In The Wind
8. Singer Without A Song
9. Ramada Inn
10. Cinnamon Girl
11. F*!#in' Up
12. Mr. Soull
13. Hey Hey, My My (Into The Black)
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14. Like A Hurricane
15. Roll Another Number
15.