Neil Young

06/07/2008
Chrome Dreams Euro Summer Tour


アイルランドの駆け足での2夜の追っかけから戻る。
ちょうどクリス君が1週間のOFFなので、Macfadyen家ではペンキの塗り替え作業が待っていた。
・・・とはいってもキッチンとバスルームの白ペンキを塗り替えるふだけなんだけど・・・結構骨の折れるDIY。
3夜寝ると再びお次はロンドンへ降りて、ケント州のPaddockwoodまで今年最後の締めくくりの追っかけ千秋楽を迎えることになる。

アイルランドに出発前夜、トレントではスペインで放映されたRock in
 Madridなるもちろんプロショットの1時間半以上にも及ぶ映像ファイルがUPされていた。
4ギガ近いファイルだったように思うが、ダウンロードを開始させていた。
その夜に完了できるはずもなく、朝は4時に起きて残りを片付けようと思っていたが、出発直前になっても
85%で断念せねばならなかった。
Malahideではジョージやハインツとやっぱりこの映像の話題となる。
帰宅後一番にしなければならなかった仕事は残りの15%のDlだった。
ありがたいことにエアーシャーのスコティッシュ・ラスティーのウィリーからメールが入っていて「MadridをDlしたよ。いるかい?」とのオファー・・・なんや、ウィリーがしてくれるんやたら、焦る必要はなかったよなぁ。と苦笑する。
さすが、TV放映のプロショット!内容はすんばらしいクオリティーで、何を言えばコマーシャル・ブレイクが入る(しかし、CM中でも小さな画面にカットされている間の映像が続いて映し出されている)そして二人の司会者のスペイン語が非常にうるせぇーことだ(笑)

思い起こせば、(まだ半分を過ぎたところなのに・・・・)2008年はまさにNEILの年。
あとどのくらい生ニールが体験できるか?彼の場合、ソロならまだまだユーロー・ツアーの可能性はあるが、これがバンドともなれば、60過ぎた爺さんバンドがどこまで長旅に耐えれるか・・・神のみぞ知る世界である。
追っかけとはいえど、hirokoももう50直前。
野外のライブは多分こいつが最後になるのではないかな???
何しろダブリンで目一杯年齢のリミットを感じてしまったのだから・・・

土曜の夕刻にマッセルバラを出発し、エジンバラのウェバリー駅から国鉄に乗り込む。
今ではUKの国鉄でも「Quiet Coach」静かな車両が登場している。
この車両では携帯電話の使用は禁止・・・日本では当たり前なんだろうが、こいつがなかなかUKでは長いこと登場しなかったのである。
こと「携帯」の公共の場でのマナーの悪さが目につき耳につくUKだ。
ここはしっかりOuiet Coachの往復を抑えてあったので、4時間半という長旅を本を読みながらのんびりしたいもんである。
乗り込んだはずのQuiet Coachではあったのだが、やっぱり自分がこの静かな車両に乗り込んでいることを認識しとらん馬鹿者を多く見かけた。
ところどころで乗客の一部の人たちがそういう馬鹿者をたしなめてはいたが・・・
さて、今夜は寝るだけなので3月の追っかけ同様にEasy Hotelとなる。
トラベロッジは土曜の晩には安い部屋は存在しない。
これまた3月に購入した地下鉄のオイスターカードが大活躍。
先だっての残りの金額を確かめて、TOP UPする。

翌日はキングズクロスのトラベロッジへと移動してチェック・イン。
うちらはトラベロッジの常泊者である。
このビジネス・チェーン・ホテルは日曜日は特に1泊£29などというロンドンのど真ん中でもとんでもない価格になるときがある。
一人ではない!部屋代なのだ。
二人で£29.そんなところはまず他にはない。

さて、本日のHOP Farm Fes。
ロンドン市内チャリングクロス駅から列車で約45分。
このFarmでのライブは今年初。
しかるにこれまた情報不足。
日曜日の列車のサービスはそれほど多くないし、だいたいライブを終えてロンドン市内へ戻る列車が日曜の遅い時間にあるはずもない。
駅周辺に手ごろなホテルやB&Bも見つからず、こいつはロンドンへ何とかして戻れねばならない。何しろ3万近く集まる巨大フェスティバルだし、帰宅の混乱が予想される。
WEB上ではこのフェスに参加する人たちのフォーラムでいろいろと情報をやり取りしていたが・・・・
ここは手堅く、Seeチケットが発売するパディントン駅まで運んでくれる帰宅バスを£17.00(3,500円)を購入するのが無難だったので、しっかりと購入していた。もうMalahide城の二の舞はごめんである。

そもそも野外の3万人以上のライブ、Gate Openは11時半。
Neilの出番はもちろんトリの9時あたり・・・こんな長丁場・・・体力の限界にもほどがある。
そもそも、当初はアイルランドはダブリンしかチケットを入手出来なかったので、このHOP ファームを予約したのだが、後からコークのチケットがゲットできて、ホテルや列車やライブチケットなどの全ての払い戻しが利くのであれば、キャンセルをかけていたところである。
さすがにNeilが出演すると言えども野外の長丁場・・・かなり辛いものがある。
おまけに天気予報では「雨」・・・こいつが気持ち的にパドックウッドまで足を運ぶのを萎えさせてくれた。
雨が降ればこういった会場は必ず「ぬかる」む。
GlastonberyやT-in the Parkの映像を見たものはお分かりだろうが・・・全身びしょぬれの泥だらけ・・・こんな泥と雨にまみれてもUKの若者は元気だが・・・50を前にした日本人のおばはんには耐え難いものがある
ますます気分が萎える。
ホテルでウィンブルドンのフェドラーとナダルの試合を缶ビールとおつまみを用意して観戦するほうに1票を投じたい衝動に駆られる。
前座バンドはルーファス・ウェンライトやスーパーグラス、スピリチュライズドなどなどなんだが、一押しに欠ける。
どしゃぶり泥んこになってまで11時からねばるまでもない。
ここはのんびりと6時あたりの到着を目指す。

チャリングクロスへ駅へと出て、パドックウッドへの切符を買う。
一人5,000円だとな・・・・・やっぱ高ぇーなぁ。
パドックウッドに到着すると、HOP FARM会場へと運んでくれる無料のシャトルバスが出ていた。
雨は今のところまだ降っては来ない。だが、かなり風が強く、そして寒い。
2年前にハイド・パークへロジャー・ウォータースとTheWhoを見に行ったときも7月の始めだったはずだが・・・あの時は暑くてバテて死にそうだった。
ところが今回は真冬並みの寒さである。この違い!
簡単なバッグ・サーチを終えて中に入る。
ひぇー!でけぇー!
ハイド・パーク並みの広さである。
腹ごしらえするお店の数もmalahide城の比ではない。
どこも長蛇の列が出来ている。
ありがたいことに比較的短い列がJapanese Noodleのスタンドだった。
ジャパニーズ・ヌードルとは言っても「やきそば」だ。
そのやきそばに掻き揚げが1つのっかているのが、スペシャル・てんぷらヌードル。
こいつが£6.50。それほどのボリュームもない・・・そんなシロモノが1,300円であるから笑いがこみ上がってくる。
ここで商売始めたら大儲け出来るなぁ。
そんなぼったくも甚だしいスペシャル・てんぷらヌードルを試してみた・
大して美味くないが、掻き揚げだけはカリカリトクリスピーで美味しかった。
食べるものを食べて、トイレで出すものを出して、会場内をぐるりとお散歩。
前座のバンド、スーパーグラスが始まって、お次のスピリチュライズドあたりから、人々は前方への移動を始める。
それと同時に雲行きが悪くなってきた。
強風がますます加わって、真っ黒な雲がこちらに向かって移動し始め、ポツリ・・・ポツリ・・・と嫌な冷たさが頬に当たる。

げぇーーー!来るかぁ・・・いややなぁ・・・・

hirokoとクリスはセーターに防水加工の施されたしっかりとしたフード付きレインコートを羽織り、万全の体制で望む。

今夜はかなり冷え込んでいる。
本番のNeilが始まっても必ずやトイレに行きたくなること間違いなしだ。
サウンドは強風に乗っかってしまい、ぐるんぐるんと回っている。
音が大きくなったり、小さくなったり・・・まるで船酔いだ。
最悪のサウンドやなぁ。
今までいろんなライブを体験したが、これほどのサウンドの悪さは体験したことすらない。

こりゃぁ・・・録音は中止だ。
おまけに雨がパラパラだし。
この雨がどっひゃー!と大降りにならんことを祈るのみである。

このHOP ファームのライブだけだったら、二人とも11時から並んで、かぶりつきの位置に陣取っていたはずだが、もう春に7回、そして先だってに2回体験している。
贅沢な事を言ってしまうが・・・もうここはグリコのおまけ感覚だ。
ステージなんぞははるか前方で捕らえようがない。
スクリーン映像のみが頼りである。
寒いわ。。。雨は降るわ・・・
となるともうぐーんと後方でリラックスしながら飲んで食って踊ろうやないけ!
えっさっさぁー!の心境だ。

前座が終わり、Neilのご登場を迎える。
おったまげセットリストを期待しているが、今夜はどうもサウンドがまったく駄目だし、期待は出来そうにもない。
オープニングはやっぱりLove And Only Love、そしてやっぱり乗り切れないスタッカートのHey Hey, My My。
5曲目のSpirit Roadが終わると・・・・????
おお!Fuckin' Up!!!
どうもUKに来るとこの曲が歌いたくなるのではなかろうか????

空はますます暗くなり、寒さがこたえる。
歯がガチガチ・・・静かな曲に突入すると余計に寒さが気になる。

止んだと思っていた雨が再びポツリポツリと。。。

すると信じられないことが起き始めた。
ここは野外のライブである。
野外のライブだというのに傘をさすド馬鹿者が大勢。
嘘やろ????

そんなことをすると、まったく後ろにいる人間は前が見えなくなる。。。当たり前の話。


あのなぁ!!!野外ライブで傘なんぞさすなぁっーーーー!!!!
君たち退場ーーーーーっ!!!

そうでなくとも視界が悪いのに、野外ライブに傘???何たるタブー!
イングリッシュの考えることはまったく!
自分がよければそれでいい的性格をまともに現している。
雨が降ると、安い簡易ポンチョじゃぁ、強風にあおられてまともに雨をよける機能を果たさない。
おまけに傘やそのペラペラビニールポンチョがたてる雨との合奏音でパタパタ、ペラペラ・・・その音が凄まじく、ステージから流れ出ているだろう本当の音は強風にあおられて行ったりきたり・・・・
この音をまともに録音していたらさぞかし楽しかっただろう。
録っておくべきだったかな???あまりにも臨場感がありすぎ???

ステージ上のペギーさんもさすがに寒いのかしてカーディガンを羽織っている。

ラストのNo Hidden Path
ホリデイの休暇中の人々とは違って、地元の人間にとっては明日は月曜日で仕事が待っている。
ロンドンへ帰る列車の最終に間に合わそうと思うなら、ここで退場しないといけなかったようだ。
後ろ髪を引かれながらもボチボチと出口に向かう人が増えている。
こちとらもライブ終了後にバスでロンドンへ帰る途中でトイレに行きたくなったらヤバイので、超長い曲のこの時までトイレを待っていた。
Neil のライブ観戦で演奏途中にトイレに行ったのは今までで初めてのことである。

あまりにも寒いので、スタンドでほかほかのフライドポテトを買って、二人でぱくつく。
アンコールのA Day In The Lifeが流れる。
フライドポテトをぱくつきながら足を踏み鳴らし、出口へと徐々に歩き始めた。
Mlahide城のDisorgniseさとは正反対に、3万人という人々の流れがじつにスムーズだった。
出口を出るとSeeチケットのバスチケット保持者専用のパーキングでロンドンへと帰るバスが待っていた。
かなり多くの人たちがやっぱりこのシステムを利用していたみたいだ。
バスが満員になったらすぐさまロンドンへ向けてそれぞれが出発していくので、長々と待つ必要がない。
冷え切った体がバスの中で和らいでいく。

今年最後のNeil Youngの追っかけに終止符を打った。





Set List

07-06-2008, Hop Farm Country Park, Paddock Wood, Tonbridge, Kent, England
w/ Ben Keith, Rick Rosas, Chad Cromwell, Anthony Crawford and Pegi Young
  1. Love And Only Love
  2. Hey Hey, My My
  3. Everybody Knows This Is Nowhere
  4. I've Been Waiting For You
  5. Spirit Road
  6. Fuckin' Up
  7. Oh, Lonesome Me
  8. Mother Earth
  9. The Needle And The Damage Done
  10. Unknown Legend
  11. Heart Of Gold
  12. Old Man
  13. Get Back To The Country
  14. Words
  15. No Hidden Path
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  16. A Day In The Life