Prologue

UFO


2009年のAberdeenを最後に随分とご無沙汰してしまっていた。
その間に自分の身辺に大きな出来事が2つも続けて重なって音楽どころでなかった。最もその間にNeilがユーロツアーを挙行したとしても出向くことも出来なかったはずだろうし、なんともタイミングが上手く働いてくれているといか、両親がまるで自分のために・・・という全く好き放題に生きてきた放蕩娘に付き合わせてしまったようで・・・天国でブツクサぼやいているに違いない両親に手を合わせながら、今回Neilのユーローツアーのアナウンスが全く久方ぶりに心躍るイベントと成り行きを見守っていた。
何しろ今回はCrazy Horse付きなのであるからその興奮度は今までとは大違いだった。
最後のNeil+Crazy Horseは2004年のニューヨークはラジオ・シティーが最後だったから、なんと9年ぶりのご帰還である。
新作も発表されて、これが近年来の素晴らしいものだったけど、あまりライブ前に聞き過ぎないように・・何しろライブの追っかけで徐々に好きになっていくのが好きだから、予行演習はうんと控えた。
ライブ映像なんかも、近年のテクノロジーの発展のお陰で、すぐさま耳や目に飛び込んでくる。
これらを全て無視するのは最近ではとても難しくなってきている。
それでもぐぐぐと堪えて、ライブで味わう初めての感動を体験したかったのだ。

オーストラリア・ツアーの後には必ずヨーロピアン・ツアーだっ、あるとすれば6,7,8月。
サマーフェスの数箇所か?それとも大々的なツアーになるのか?
多分馬付きのツアーとなればこれが最後かもしれない。
少々無理をしてもできる限り参加したい。
ドイツが最初か?UKが最初か???
アナウンスされたのが2012年12月11日。
第一弾のアナウンスはこうだった。

2.6.2013 - Berlin Waldbuhne
10.6.2013 - Metro Arena, Newcastle
11.6.2013 - NEC, Birmingham
13.6.2013 - SECC, Glasgow
15.6.2013 - RDS, Dublin
17.6.2013 - The O2, London Garcia


クリスの休暇と重なるかが最大の関心事。
おお!ベルリンか!いいなぁ。行きたいなぁ。
我がマッセルバラから移動しやすいルートとなるとまずはニューキャッスル、グラスゴーは確定だ。
ベルリンからニューキャッスルの週がクリスのweekOffと重なった。
この間に他の地が決まればそこを回ることが可能となる。
12月のマクファーディン家はそれこそクリスマスがダブルでやってきたような興奮と忙しさに包まれた。
格安航空券のEasy jetを検索するとベルリン片道が£60.いいじゃないいいじゃない!ドイツは好きな国。ドイツ語出来なくたって友達もいるし、人々は笑顔で英語を話そうとしてくれる。
ベルリンの壁見たいし。ってなことでベルリンへの航空券とホテルをゲット。
そのうちにベルリンのあとがHamburgに決まり、その後アムステルダム、パリ、ベルギーへと次々にアナウンスされていく。
クリスの1週間の休みだし、ここはハンブルグにも足を伸ばして・・・アムスかパリか・・とにかくエジンバラへと帰る飛行機が安いところへ移動すればいいわけだ。
すったもんだ低予算移動方法をまさぐっているうちにベルリンーハンブルグーアムステルダムが格安コースとなった。
おまけにラスティーたちも今やFace Bookにお目見えしているので、ドイツの友達Uwe君と連絡を取る。
いくで!!!何年ぶりだろうね?2004年のNYが最後だよね。。。なんて話をしてうるうちに、Uwe君がハンブルグ、アムス、パリ、ベルギーと車で回るという。
うちらベルリンからハンブルグまでバスで行こうと思うのだけど・・と話すと、一緒に乗っていかないか?と誘ってくれた。
こりゃぁありがたい。旅が楽しくなるしね。どんどんと予定が決まっていった。
帰国後のニューキャッスルとグラスゴーもゲットして、5ライブが決まった。
その後、7月はフェス周りでドイツや他ヨーロッパを主に回り、8月に取り残されていたスカンジナビアを回り、最後に再びUKはリバプールとロンドン。
どーする?どーする?
ツアーオープニングのベルリンを押さえたのだし、千秋楽のロンドン、行かない手はないやん!
でもどうせ降りていくなら、リバプールも行っちゃえー。でもって今回のツアーは7つ、楽しめることになった。
おまけに最初の数ライブは前座にLOS LOBOSとの情報。
まーーーーなんとまぁ・・・贅沢な夏となるのでしょう。
辛かったこの数年、まるで両親からの最大のプレゼントを受け取ったような気がした。

結局のところ、このような2つのブレイクを挟む形の大々的なツアーとなった。

2013-06-02 Waldbuhne, Berlin, Germany
2013-06-03 O2 World, Hamburg, Germany
2013-06-05 Ziggo Dome, Amsterdam, Netherlands
2013-06-06 Le Palais Omnisports de Paris-Bercy, Paris, France
2013-06-08 Vorst Nationaal, Brussels, Belgium
2013-06-10 Metro Radio Arena, Newcastle, England
2013-06-11 LG Arena, Birmingham, England
2013-06-13 SECC, Glasgow, Scotland
2013-06-15 RDS Arena, Dublin, Ireland
2013-06-17 The O2 Arena, London, England

2013-07-11 Rockhal, Esch-sur-Alzette, Luxembourg
2013-07-12 Lanxess Arena, Koln, Germany
2013-07-14 Moon and Stars, Locarno, Switzerland
2013-07-15 Vienne Antique, Vienne, France
2013-07-17 Le Festival de Nimes, Nimes, France
2013-07-18 Big Festival, Biarritz, France
2013-07-20 Festival Vieilles Charrues, Carhaix-Plouguer, France
2013-07-22 Hanns-Martin-Schleyer-Halle, Stuttgart, Germany
2013-07-23 Paleo Festival, Nyon, Switzerland
2013-07-25 Lucca Summer Festival, Lucca, Italy
2013-07-26 Rock in Roma, Roma, Italy

2013-08-07 Oslo Spektrum, Oslo, Norway
2013-08-08/09 Way Out West Festival, Goteborg, Sweden
2013-08-10 Bergenhus Festning, Bergen, Norway
2013-08-12 Kobenhavn Forum, Kobenhavn, Denmark
2013-08-14 Dresden, Germany
2013-08-16 Pukkelpop Festival, Kiewit, Belgium
2013-08-18 Echo Arena, Liverpool, England
2013-08-19 The O2 Arena, London, England


ヨーロッパのNeilファンは今年の夏は忙しいね。
ベルリンではアバディーンの友達LESが息子のアンドリューと共に参加するし、オーストリアのジョージもやってくるのでまたまた嬉しい再会となりそうだ。



6月1日土曜日

Easy Jetでエジンバラからベルリンへ。
飛行時間は約2時間弱。
二人にとってドイツはこれで3度目だが、全くドイツ語が出来ないから情けない。
というのもドイツの人たちの多くが英語OKなので、切符を買ったり、メニューを読むといったこと以外は殆ど困ることがない。
hirokoはドイツが大好きだ。
町はゴミもなく綺麗だし、時間はぴったりだし、人は約束を守るしね。何しろヨーロッパで一番文明が開けているといっていい。
ハイテクなところが好きだし、まず日本以外で便座が暖かかったり、回ったりするのにお目にかかれる国は他にはない。
なんとなく日本人とドイツ人は似ていると感じるのはあたしだけなんだろうか???

ベルリン、hirokoが物心ついた時のドイツは東と西に分かれていた。
共産国としての東ドイツの首都がベルリンだった。
勿論今はドイツの首都であるが。。。
映画「ベルリン天使の歌」は素晴らしい映画だった。
白黒で当時の様子が伺える。
その西と東を壁が2国に分けていた訳だけど、その壁だけでも見て見たい。
もし時間が許せば「ラモーンズ博物館」にも寄って見たい。などとおぼろげなる計画だけを持って、前もってWELCOME BERLIN CARDなる列車やバスなどの3日乗り放題チケットまで購入していた。
以前ミュンヘンの切符の自動販売機で全く読めずにあたふたしたことが蘇って、まぁ、乗り放題チケットさえあればいちいち小銭を用意する面倒がなくて済むし。
ベルリンには空港が3つあるが、何しろ我々の到着する空港は街から結構離れているSCHONEFEILD空港なので、このチケットはカバーしてくれているのでありがたい。
午後の4時を回ったあたりで到着後、入国審査でスタンプを押してもらう。
荷物をピックアップし、Sバーンでベルリン市内へ。
乗り換えをする際に、少々迷う。
ドイツでよくあることなんだが、自分の乗る列車の番号がある。例えばSバーンの9ならS9という具合。
それがまぁ、普通なら同じホームに北行き・と南行き、東行きと西行きがひとつのホームに対向しているよね。
これが大きな駅になってしまうと、S9に北向き行きはここ。。。そして南方面行きは階段を上がって向こう側の2つ目のホームから・・・ってな具合に離れている場合に出くわしたりする。
これが大混乱を招く(笑)何しろ最終駅どこへ行く列車なのか知っていないと、反対に乗ってしまうなんてことがある。
実際以前にやってしまった。
さぁ、ベルリン中央駅でまたしても階段を上がったり下がったり、あっちへ行ったりこっちへ行ったり、同じ番号の列車なんだけど、一体どっちの方角なのかわかんないわけだ。当たり前だ。初めてのところなんだから。。
すったらもんだら地図を取り出して、ああでもないこうでもないを繰り返して、ようやく目的の列車に乗り込んで我らの、HOTELがあるサヴイーニープラザへ降り立つ。
さぁ、またここから東西南北でどっちがどっちや?とオノボリさん状態。
地図を広げて、荷物と重たい体を引きずって、目的のHOTELが見つけられず、ぐるぐる回って、ようやくHOTELにたどり着いたら、もう6時をすっかり回っている。
あーーーしんど。今から観光なんて御免こうむる。
ラモーンズ博物館は夜の10時までオープンしているらしいけど。
明日のライブのことを考えるとここはノンびりと友と会って食事にありつきたい。

ホテルはHOTEL GATES NOVUM。
UKのHOTEL BOOK.COMで予約した1泊£50ほどだったと思うが、首都圏のホテルにしては格安だ。
だが、UKのスタンダードから言えば、バスタブがないか・・・ヨーロッパの格安ホテルにはバスタブのないところが多い。シャワーだけというのが少々日本人には辛い。
特に歩きつかれたりライブで立ちっぱなしの後にはバスタブで疲れを癒したいものだけど。。。そして部屋にはポットもコーヒー・紅茶のファシリティーもない。
UKだったら、トラベロッジなどが格安ホテルだけど時として£19あたりからある。
勿論バスタブがついていて、電気ポットでお湯を沸かしてコーヒーや紅茶を飲むことが出きる。
ただし、フラットTVだけは豪華だったけれど。。。
この日はドイツ国内のフットボールのカップ・ファイナル(バイエルン対シュツットガルト)がこのベルリンで開催されていたとあって、どこもかしこもサポーターたちでごった返していた。

ホテルの部屋から、友達のLESとジョージにTEXTを打つ。
今回の旅行にはラップトップも持たずにスマホだけが頼りだ。
LESからの連絡で一緒に食事をすることになった。



今夜はLesの驕りだというからなんとも太っ腹!何でも好きなものを頼めとのお達し、持つべきものは太っ腹のお友達って奴か。。。
アスパラガスとイチゴとバジルのサラダ、そしてやっぱりドイツに着たからにはソーセージとザワークラフト。
しかしなんだね・・・ドイツもアメリカ・サイズなんよね。
一人で前菜とメインコースはでかすぎた。
このレストランはBarも隣接していて、フットボールの中継が当然のことながら流れている。
地元のファンたちが歓声を上げるたびに、スコアーが気になる。
結局バイエルンが3−2でシュツッツガルトを下したようだ。
ドイツのビールはやっぱり美味い!!
美味しい料理とビールを腹いっぱいに詰め込んだら、動くのが嫌になる。
ここで初めて明日の会場がアウトドアだと聞かされ、びっくり仰天!おまけに雨かも。。。
えっ?外なのぉー?雨かもぉー?
少々気落ちする。
じゃぁ、ゆっくり行けばいいか。。。
すっかりとリラックスして酔いも回って実にいい気分。
さぁ、明日は待ちに待ったライブだ!