「映画と共にスコットランド」
スコットランドを愛する方、映画と一緒にスコットランドを旅しませんか?
風光明媚なこのスコットランドではいろいろな映画のロケ地として知られています。
世界中で大ブレイクしたハリーポッターなども多くはスコットランドの雄大な景色が登場します。

ドラマはあまり見ないほうですが、知っているものだけでもと取り上げてみました。



スコットランドの映画

Highlander
Lochness
Local Hero
Hamlet
Brave Heart
Rob Roy
Whisky Galore
Venus Peter
Mary Queen Of Scot
Bonny Prince Charlie
Gregory's Girl
Being Human
Shallow Grave
Trainspotting
Winter Guest
Mrs Brown
A shot at Glory
Breaking Waves
The Wickerman



スコットランドのTVシリーズ

Hamish Macbeth
Monarch of the Glen
Two Thousand Acres Of Sky




スコットランドの映画

*HIGHLANDER* 1986年  クリストファー・ランバート、ショーン・コネリー

Loch Duichに浮かぶドラマチックで最も絵になるEilean Donan城を舞台にした
歴史、ファンタジー、ミステリー、アクションと退屈しない作品である。オープニングはマジソン・スクエアー・ガーデンのとある駐車場。あれれ?どこがスコットランド?と思いきや、主人公のMacleod扮するクリスが400年前のハイランドにフラッシュ・バックされる。彼はこの時代にたった1人生き残った戦士である。このシーンでは美しいこの城を十二分に満喫出来る。そしてショーン・コネリー扮するRamirezから精神的、技術的修行を受けることになるのだ。
 



この特訓シーンでは、GlenfinnanのLoch Shielで泳ぎ、Curtaigの湾の砂浜を走り、Morarに近いArisaigの林を駆け抜け、目眩のするようなGlencoeの絶壁やNevis渓谷からSkye島へと美しいロケ地の数々にこのHEROを運び込んでいる。Skye島のCoich(ゲール語で女性の胸)の岩山の頂上での素晴らしいシーンも見られる。ハイランダーの名の通り、スコットランドのハイランドの厳しくそして美しい光景がふんだんに画面に登場しているのだ。内容は別として、ハイランドを愛する方には必見の作品。ちなみにこのハイランダー・シリーズはスコットランドでは好評でTVシリーズもある。映画としては3作出ている。
「ハイランダー2」では残念ながらアルゼンチンが舞台でスコットランドは登場しないが、
「ハイランダー3」で、再び舞台はスコットランドに戻っている。
今度もGlencoe、Nevis、そしてArdnamurchan地方が選ばれている。
 
 

*LOCHNESS* 1995年  テッド・ダンソン
 


「スリーメン&ベイビー」で面白可笑しいコメディー映画に定着してしまった御馴染みのテッド・ダンソンがネス湖のモンスター、ネッシーを求めるアメリカの探検家兼博士の役でスコットランドに登場する。ネス湖に到着した彼は女主人の経営するB&Bに停泊し、その娘を通じてネッシーに遭遇する。この地に魅せられ女主人とのほのぼのとした愛も芽生え、HAPPY ENDのジェラシックパークのネッシー版。はっきり言ってしまうと、超B級映画なのだが、ロケーションが素晴らしい。
ロケ・スタッフが目を付けたのは、残念ながらほんもののネス湖ではない。
だが、もっともっと美しさを求めて、スコットランドで一番美しいとされているDiabaigのLoch Torridonが選ばれた。ここをネス湖に想定し撮影を開始した。
実際に有名になったUrqhuart城を背景に浮かび出た海獣ネッシーの写真にあるように城が必要
になったスタッフはここで廃虚の城Urqhuart城を選ばず、はたまた美しさを求めてドラマチック
かつ絵になるEilean Donan城を起用した。
ほんもののネス湖やUrqhuart城が見られなくて残念かもしれないが、ネス湖周辺のDores、Foyers、Fort Augustusの村はきっちりシーンに収まっている。
彼の停泊したB&Bの外観はネス湖の北西約50マイル先の小さな村Diabaigにある。
実際訪れた方は分かると思うが、ネス湖はそれほど美しい湖ではないし、かなり観光客でごった
返している。
この映画のLochness。本物では決して味わうことの出来ない素晴らしいLoch Torridonのネス湖に訪れる人は多い。
 
 

*LOCAL HERO* 1983年   バート・ランカスター、ピーター・リガート
 

かなりお薦めの作品である。
美しい光景に内容も負けじと充実した作品だ。
Happerに扮するバート・ランカスターはアメリカのオイル・カンパニーの社長。その彼がスコットランドの小さな港町Fernessに目を付け、この地を買い取り、オイルの精製所を建設しようという計画に部下のMacIntyre (ピーター・レガート)を送り込むが、もう一つの理由としてアマチュア天文観測家である彼の興味にこの土地から伺える素晴らしい夜空のレポートを逐一報告させるためでもあった。MacIntyreはアバディーン・エアポートに到着し、地元のアシスタントDanny(ピーター・カパルディー)と共に辺鄙な北の港町Fernessに向かう。
彼らは村民に莫大な立ち退き料を提示しながらもこの素朴で美しい村に段々と魅せられてしまう。MacIntyreはそれでもビジネスマンだ、交渉を進めて行くが、ただ1人、浜辺にほったて小屋を建て暮らしている老人が立ち退きを拒否する。
電話事情のまだまだ発達していない村である。村には湾岸にポツリと赤い電話ボックスが立っていて、この公衆電話から遥かアメリカまでの長距離電話をかけてことの成り行きと美しい夜空の報告をする。
勿論アメリカからの電話もこの公衆電話にかかってくる。
ある日、素晴らしいオーロラ光の夜が訪れ、彼は生まれて初めての感動に興奮しながら電話ボックスに走り社長に話す。この素晴らしい誘惑に負け、Happerはヘリコプターに乗って飛んできてしまう。買収計画に反対する老人の元に談判に出かけるが、話が弾みすっかり意気投合してしまってHapperですらこの地に魅せられてしまい、買収を取りやめ、展望台を建てるという計画に変更する。
と、まぁおおまかな筋であるが、この映画の重要なKEYポイントは何といっても「赤い電話ボックス」なのだ。
海岸にぽつりとたたずみ、美しい海と空をバックに村人の唯一の外界との伝言役を果たしている。
さて、ロケ・スタッフはこの架空の村をアバディーンから北上した港町PennanとMorarのCamusdarrachの田舎町の2ケ所の組み合わせによって「Ferness」を作り上げた。
広大な美しい浜辺のシーンはMorarで撮影し、電話ボックスの収まる町はPennan、そして村人の集まるBARはPenann Inn、主人公の宿泊先には外観はPennanの数軒の家を拝借し、中はMorarに近いLochailort Inn、ダンス・シーンのビレッジ・ホールには2、3マイル先のHILTONが使われた。
毎年夏にはこの小さな港町Pennanに世界各地の「Local Hero」ファンが訪れ、未だに映画通りの赤い電話ボックスが残ったままになっていることに感激して帰っていくという。
映画のラスト・シーンでこの電話が鳴る。ファンはここを訪れこの公衆電話から映画の主人公と同じように電話をかけたりまた、どこで調べたのか、世界中からこの公衆電話に電話をかけてくるファンも後をたたない。
「そこは、Local Heroの町?」「Fernessの様子はどう?」実際私も訪れた時には感動ものだった。おまけにPennan InのBARのランチはボリュームもあって最高に美味しかった。このあたりで作られるSmoked Haddockのスープ「Cullenskink」は有名なクリーミィー・フィッシュ・スープ。これも大変美味しい。
 
 
 
 

*HAMLET* 1990年  メル・ギブソン、グレーン・クロース
 


シェイクスピアの作品中最も人気の高い名作ハムレット。デンマークの悲劇の王子ハムレットに何とあのメル・ギブソンが演じている。「マッド・マックス」「リーサル・ウェポン」とアクションものが続いた彼のイメージとはほど遠いものだが、彼なりの苦悩の王子をやってのけた。
ヨーロッパそしてスコットランドにも城はたくさんあるが、映画のイメージと合わせる城を見つけることはロケ隊にとって至難の技。この悲劇に満ちた城には、当初本物のデンマークはヘルシノアにあるコロンボーグ城と考えていたのだが、監督としては王が殺害され、毎夜王の亡霊が現れ王子を悩ませる城にしてはどうもいまひとつイメージが合わず断念したという。そこで白羽の矢はDunnottar城、Blackness城、Dover城の3つに当たり、この合成で悲劇の城を確立した。
Dunnottar城はアバディーンの約15マイル南下したStonehavenに近い北海に面する断崖にたたずんでいる。
この城には暴力と流血の長い歴史を持ち合わせ、聳え立つ城から見下ろせるのは恐ろしい絶壁と深く冷たい冷酷な北海である。
ここに閉じ込められた多くの幽閉者は逃げ出すことも出来ず、数多く死んでいったという。
監督のコメントで、「私は今までにこのような城は見たことがない。私は今魅せられてしまっている。
そこはまるで異常なんだ。そこには岩だけが存在し、木の1本も低木さえ、薮すらないんだ。まるで他の惑星に不時着したような錯覚に陥ったよ。」と、感動を表現していた。
Blackness城はもっとモダンな建物で、エジンバラの西20マイルの畑の中にある。
15世紀始めに建てられ、長い年月の間、刑務所として使われていた。
この城では、中庭と部屋の多くのシーンを撮影に使っている。
イングランドのケント州Dover城においては、Dunnottarが廃虚であるが故、外観近影撮影のみで収まっている。
Dunnottar城は私の一番お気に入りのお城である。
スコットランドのお城はいろいろ訪れてはいるが、未だにこの城を上まわるお城には出くわさない。まさしく悲劇のお城にピッタリだった。
余談であるが、このハムレットの撮影にあたって、エキストラが募集された。
クリス君は応募したのだが、Stonehavenの地元優先で結局は落ちてしまったそうだ。
このアルバイトは1日£50.00と食事が与えられ、相当な数の応募者が殺到した実においしいアルバイトだったらしい。
 
 

*BRAVE HEART* 1995年  メル・ギブソン、ソフィー・マルソー
 

1995年度のオスカーに輝いた歴史超大作。ブルーにフェイス・メーキングした壮大なバトル・シーンは記憶に新しい。13世紀、スコットランドの独立と自由のため勇敢に戦った大勢のスコットランド兵を統率するウィリアム・ウォレスに、はたまたメル・ギブソンが自らメガホンを取り熱演している。物語はほぼ歴史に沿っているが、敵国に嫁いだイングランドの王女とのロマンスはいささか時代錯誤も甚だしいが、見ごたえの有る長時間フィルムが出来上がった。
何しろ巨大な数のエキストラを導入した大所帯。当初、制作予算は40億ポンドを打ち出していたが、残念ながら選ばれたロケ地の大部分はアイルランドという結果になってしまっている。
それは勿論税金の問題やスタジオ設備、イメージにピッタリくる城ばかりでなく、大バトル・シーンの為の大量の本物の戦士を用意出来るという利点から生じたことだった。
しかしスコットランドが全く出てこないこともないのだ。
1994年6月、「ROB ROY」のロケ地として使われていたNevis渓谷に、「ROB ROY」隊が引き払ったほんの数週間後に到着し、広大な美しいシーンの数々を撮っている。
オープニングの殆どはこの地の光景である。
その後ロケ隊は、アイルランドに移動し、ダブリン近郊のDunsoghly城をエジンバラ城に見立てた。
そしてダブリン北西約25マイルに絶好の城Trim城を見つけたのだ。
このTrim城は両サイドから2つの別の城としてYORKとLONDONに見立てている。
LONDONでのシーンにはTrimの北東数マイルのBucktive Abbeyが使われた。ウォレスが捕らわれ処刑されるシーンである。
ウォレスの大勝利を治めた迫力のあるスターリングの戦いには、Kindare CountyのCurragh Plainsで撮られ大敗を期すフォールカークの戦いにはCurraghからそう遠くないBallymore Eustaceに移動している。
映画のヒットによって、この夏スターリングのウォリス・モニュメントには数多くの観光客が押し寄せたことは言うまでもない。
 
 

ROB ROY* 1995年  リーアム・ニーソン、ジェシカ・ラング、ティム・ロス
 

スコットランド版ロビン・フッドとして有名なROB ROY(赤毛のロバートの意)ロバート・マクレガーの波乱に満ちた物語を「シンドラーのリスト」で好演したアイリッシュのリーアム・ニーソンが熱演している。スコットランドの有名な詩人、サー・ウォルター・スコットも彼を題材にした作品を書いている。17世紀終わりから18世紀の始めにかけて、貧しい村の有り様をなんとか冬が越せるようにとモントローズ公の元に相談に出かける。行商人としての腕は確かなもので、利益を分け合うという条件でお金を借りるが、モントローズ公の秘書が企んだ巧妙に仕掛けられた罠に彼の親友マグドナルド(エリック・シュトルツ)がはまり、剣の達人カニンガム(ティム・ロス)の手によって殺され、村人を救うべくお金も奪われてしまう。
このシーンは情感溢れる悲しげなシーンが、スコットランドのバンド「CAPERCAILLIE」のゲール語の名曲のシーンに重なり合いながら実に美味くマッチして撮られている。
無法者のレッテルを貼られたROB ROYの逃亡生活が始まり、憎っくきカニンガムは妻のメアリー(ジェシカ・ラング)までも強姦してしまう。
何度も危ない所をきり抜けるが、とうとう決闘する日がやってきた。
この決闘シーンは息を呑むほど素晴らしい。悪役ながらカニンガムの剣さばきは見ていて惚れ惚れする。
さて、この映画のロケーションには、Fort WilliamからPearthにかけて行われた。
オープニングの目を見張る程息を呑むようにパノラミックな光景はKinlochlevenから始まっている。
そしてまず、ROB ROYの住む石のコテージはLoch Morarの北側のBracorinaに建てられた。この湖はUKで最も水深の深い湖で、ネス湖のネッシーの従姉妹のMoragが住むと言われている。
Bracorinaは「LOCAL HERO」や「HIGHLANDER」のビーチ・ロケ地とそれほど遠くない。
家が焼き払われたROB ROYの二番目の家として、石膏の家は荒れ果てたRannnoch Moorに建て、プレハブの住居はヘリコプターでGlen TarbertのInversandaに設置した。
マクレガーの村には、Fort Williamに近いNevis渓谷に基盤を作った。
このあたりの気象は霧が出るは雨が多い土地柄であるので撮影隊は困難を期した。
お祭りのシーンにおいて、200名のエキストラと36名のダンサーを待機させていたが、雨が降り出す、泥沼の水溜まりがあちらこちらに出来る、急遽このシーンはPerthのEquestrian Centreのインサイドにて撮り終えたという。
そしてこのPerthにロブ・ロイとカニンガムの決闘のシーンである石のホールを建てた。
モントローズ伯爵の目を見張る程素晴らしい庭の広がるお城には、Drummond城が選ばれている。
フランス貴族のように振る舞うモントローズ公には驚くほどに行き届いたガーデンが必要だったがウェスト・コーストではこのように美しい庭を持つ
城が見当たらなかったのでロケ隊は東に移動していったという。
友人マグドナルドがひっそりと殺される場面もこの城から数分歩いた林の中である。
Drummond城は一般公開していないが中庭だけは夏場のみオープンしている。
モントローズ公城の中庭にはPerthに近いMegginch城、そしてその村の広場にはエジンバラ南のCrichton城を使っている。
この2つの城は一般公開されている。
私はこの映画に関してはフリークになってしまった。
昨年夏、このロケ地をこの目で、この足で確かめた。
俳優、女優の素晴らしさ、それに乗せたサウンドの快い響き、そして全体を覆い込む素晴らしい光景。
是非に見て頂きたい。
 
 

*WHISKY GALORE!*1949年 ジョアン・カーソン、ドナルドナイデン

  1949年  ヘブリディーズ諸島の1つBarra島のCastle Bayを舞台にしたコメディー。 50,000ケースのウィスキーを積んだ船がバラ島沿岸で沈没する。当時は戦時中の折、イングランドのオフィサー達によって回収計画が建てられるのだが、ウィスキーは「命の水」これほどの数のウィスキーの樽を目の前に黙って指を咥えて見ているスコッツマンではない。島内のポリースオフィサーもスコッツマン。村民の企てを見てみぬ振りをしながら、イングリッシュ達をうまくまきながらせっせと沈んだウィスキーの樽を運び出す。一致団結する素朴でハッピーな島民の物語。
 
 
 
 

*VENUS PETER* 1989年 クリストファー・ヤング

Christopher Rushの小説「Twelvemonth and a day」の映画化。
舞台はオークニーのStromnessの漁港。ピーター少年は航海に出た父をひたすら首を長くしながら待っている毎日である。小さなストロムネスの町の可愛い石畳や入り組んだ道路。存分にオークニーの町が楽しめる作品である。ピーターの母親役ではBBCの人気ドラマイーストエンダーズに出演していたルースが演じている。
 
 

*MARY QUEEN OF SCOTS * 1971年 キャサリン・ヘップバーン

メアリー・クィーン・オブ・スコット
悲劇のスコットランド女王メアリーを描いた作品である。僅か1歳に満たないでスターリング城で即位したメアリーは5歳でフランスに渡りフランス王のアンリ2世の長男のフランソワと婚約。ところが其の夫も亡くなってしまい18歳で未亡人となってしまう。祖国に戻ってこなければ、悲劇は起こりはしまかっただろうに。。。物語は祖国へ戻ってきたメアリーから始まっている。その当時としては自由奔放で才女であったメアリーの恋愛劇、イングランド女王のエリザベスに助けを求めるが、結局最後は断頭台へと登る人となる。ボニー・プリンス・チャーリー共々、歴史に興味のある方には必見の作品だ。
 
 
 
 
 
 

*BONNY PRINCE CHARLIE* 1948年 デヴイッドニーヴァン

ボニー・プリンス・チャーリー
スコットランドの歴史の好きな方ならお分かりであろうプリンス・チャールズ・エドワードである。彼の12歳の時に描かれた肖像画は賢そうな顔立ちの美少年だが、そのイメージで見るとがっくりしてしまう。イタリアで生を受けた彼がスコットランド独立の為に祖国へと戻り、ジャコバイト派として
UK最後の戦争であるあの有名なカロードゥンの戦いへと進展する。スコットランドの敗北で、彼の首には30,000ポンドという賞金がかけられた。それからは彼にとっては一生の逃亡生活となる。インバネスのフローラ・マグドナルドに助けられ、女装してスカイ島へと渡った話はあまりにも有名である。結局彼は祖国の土を再び踏むことなくイタリアで息をひきとる。さて、この映画事体はロケの殆どがスタシオ内で撮られているので、ロケ地がどうこうと話は進まないが、カロードゥンの戦いやスコットランドを歴史に興味のある人は必見である。
 
 
 
 
 
 
 
 

*GREGORYS GIRL* 1980年 ジョンゴードン、ディー・ヘップバーン

グレゴリーズ・ガール
舞台はスコットランドはグラスゴー。スコットランドの映画とくればやはりビル・フォーサイス監督だろう。ローカルヒーロー、ビーング・ヒューマン等でメガホンをとっている彼の作品である。多感な思春期を迎えたグレゴリー少年の毎日を描いた作品で、年上の女性にほのかに思いを寄せるグレゴリー少年の甘く切ない少年時代。バリバリのグラスゴー訛りが楽しめる。
 
 
 
 
 
 

*BEING HUMAN*ロビンウィリアムズ
 

ビーング・ヒューマン
「ローカルヒーロー」の監督であるビル・フォーサイスの手がけた作品だ。5つの異なった時代を生きるヘクターを演じているのはロビン・ウイリアムズ。現代、石器時代、ローマ・・・と同じヘクターの名前で一人の男を演じている。つまり5つの短編で構成されている。
その中のエピソードの1つが撮られたのがノース・ウエスト・スコットランドのウラプールに近いロッキンバーである。実際にこの地でロケ中のロビンは、とあるファームで寝泊まりしていたのだが、その時に部屋の掃除や炊事などの面倒を見てくれたスコティッシュの女性がいた。その女性こそ、後の彼の代表作でもある「ミセス・ダウトファイアー」のモデルなのだそうだ。内容は、アイデアはgoodなのだが、イマイチ訳がわかんない。さて、このビーイング・ヒューマンには、ブリティッシュの俳優も続々出演しているが、この中で、たった一セリフだけで登場しているのが、今や誰もが知っているユワン・マクレガーなのだ。「僕がやります!」の一言だけだが、彼の映画初出演である。最もTVドラマなどではいろいろ出てきてはいるが、映画初デビューとなれば、この作品の「僕がやります!」なのである。
じっくりと注意して見ていないと、あっと言う間の出演である。
そしてもう1つ驚くことに、ロバート・カーライルの姿もある。
海賊の大将を演じる彼はしっかりと出番もセリフも揃っていた。
余談だが、BBCの人気ドラマイーストエンダーズの「テリー」の姿もある。
 
 
 

*SHALLOW GRAVE*1994年 ユワン・マクレガ−、ケリー・フォックス

シャロウ・グレイヴ
トレイン・スポッティングで一躍有名になる1作前のこの作品でユワン・マクレガーはダニーボイル監督と出会っている。セッティングはエジンバラの大きなフラットということなのだが、実際はグラスゴーの倉庫で撮影されている。フラットシェアーをするルームメイトの3人が新しいルームメイトを求めて募集をかけ、面接を行う。ジャーナリストを演じるアレックスにユワン・マクレガー、真面目な会計士のデヴィッド、紅一点の女性医師ジュリエットにケリー・フォックス。この3人は堅い友情で結ばれていたはずだった。面接の末、新しいルームメイト、ヒューゴが加わることになるが、数日後彼の部屋からは何の応答もない。
不審に思った3人は意を決してドアを破ると、ヒューゴは麻薬の過剰接収でベッドの上で息絶えていた。ところがこの部屋には、大金のびっしり詰まったスーツケースが残されていた。
すったもんだの口論の後、3人はこのスーツケースの中身を自分たちのものに
しようと企んで、ヒューゴの死体をフラットから運び出し、森でこの死体を埋める為の「浅い墓」を掘り、ヒューゴを埋めてしまう。
思いもよらぬ大金を手にした3人は、最初の頃は思い存分贅沢をしてみたり、はしゃいだりするのだが、堅い友情で結ばれていたはずの関係が、大金を山分けするということから次第に一人占めしようと各人が企て出す。
スーツケースが3人の元に行ったり来たり。
ぞっとするようなエンディングであるが、中々ハイセンスでお洒落なスリラー映画である。
 
 

*TRAINSPOTTING*1996年 ユワン・マクレガー、ロバート・カ−ライル

トレインスポッティング
「電車おたく」の意味から始まったこの言葉。特定の場所に留まる意味もあり、原作者のアーヴィン・ウェルシュはヘロインのメタファーとして使用している。グラスゴー訛りバリバリで書かれた原作は、勿論大ヒットを飛ばし、この映画化となった。とにかく理屈抜きで面白い。舞台はスコットランドはエジンバラ。ロケはリースで行われている。前作のトレインスポッティングの制作スタッフが再び集結した。勿論主演はユワン・マクレガー君。そして今やスコットランドの2大スターであるTVシリーズで有名な「ヘイミッシュマクベス」のロバートカーライルの出演しているからたまらない。
ところがhirokoも初めてこの映画を見た時には、あの真面目で温和でやさしいヘイミッシュマクベスのイメージを持つロバート・カーライルの姿が一体どこなのか捕らえることが困難なくらい、ロバートは狂暴でF言葉をやたら連発するアル中のおっさんとなって登場するのである。
このすさまじいギャップは凄い。全く演技派の役者である。
ブリティッシュ映画界にとって空前の大ヒットとなったこの映画、主役のユワンが扮するのは陽気だがどこか病的で無気力なドラッグ漬けのレントン。ロバートは髭をたくわえ、アル中の喧嘩中毒ベグビーに扮している。シックボーイは007おたくでその名の通りの「ビューキ野郎」
ひょうきんなスパッドはヘロイン中毒で、いつもヘラヘラらりっている。
紅一点のダイアンは昼間は清楚な女子高生だが、夜になるとクラブへ出向いて男をあさる。
あさられてひっかかったのが、レントンということになる。この5人が織り成す青春バリバリの映画である。ユーモアのセンスもピカ1に決まっている。
レントンがスコットランド1汚いトイレの便器に突っ込んでいくシーンは思いっきりえげつなく、
スパッドの就職の面接シーンはラリリっぱなし。らりって一夜を供にしたスパッドが目覚めたところは見知らぬ家のベッドの中。朝食中の彼女の元に、「大・・」をもらしてしまったシーツを持って入っていく。彼女の母親にシーツは洗ってあげるからよこしなさいとシーツが引っ張られる。。。
悲惨な結末が...思わず顔を背けるシーンだ。
ドラッグ中毒から抜けだそうと試みてベットの上で幻想に襲われながらのた打ち回るレントン。
映画ののっけからレントンが走っている。このスピード感がらまらない。
仲間はドラッグをやっているか、そのドラッグを買う為にアブナイことをしているかの毎日。
仲間から逃れて抜けだそうと、レントンはロンドンで不動産屋のセールスマンとなりまっとうに生きようと試みるが、ベグビーとシックボーイが彼のフラットに転がり込んで来る。その日のFish&チップスを買う為にTVまで売ってしまう仲間にとんと嫌気がさすレントン。
番外の仲間もトミーの死でスコットランドに里帰りするレントンやその仲間は再びスパッドと合流し、ふとしたことから麻薬取り引きに手を出してしまうが、エンディングではベグビーやシックボーイを見事に裏切って、気のいいスパッドだけには札束をコインロッカーに残して、悠々と去っていくレントン。
お見事、あっぱれのエンディングである。
ドラッグ中毒、喧嘩、何だか暗いイメージを描いているのだが、そこには不思議とユーモアと陽気さを秘めている。今を生きる現代の若者を見事に映し出した逸品だ。
 
 
 

*WINTER GUEST*1997年 エマ・トンプソン、フィリダ・ロー

ウィンター・ゲスト
スコットランドを舞台にした映画の中でも、一際その冬の厳しさを描いた作品である。凍てつく海辺の舞台はエジンバラからセントアンドリュースへ向かう途中の海岸線を東にある小さな港町、ピティーウィーンである。寒々とした映像の中に、エマ・トンプソンとその母フィリダ・ローの実の親子が映画の中でも親子を演じている。フランシスを演じるエマは夫を亡くして、毎日が喪失感の中で生きている。写真家である彼女は夫が亡くなってからはカメラを持つこともなくなってしまった。母は時折フランシスを訪れるが、家に閉じこもりっぱなしの血色の薄いフランシスを何とか励まそうとする。スコットランドにしては珍しいスカンジナビア風の家並みが立ち並ぶこの小さな街で繰り広げられる親子の物語に加え、その街に住む人々の様子を描いている。話題になったのは、監督としてメガホンをとっているのがアラン・リックマンでトンプソン親子が共演していることだった。陽気で勝ち気でおっちょこちょいのイメージの強いエマがここでは思いっきり沈んだ役柄に徹している。
 
 

*MRS BROWN* 1997年 ジュディー・デンチ、ビリーコネリー

ミセス・ブラウン
「シェイクスピア・イン・ラブ」で凄いメイクでエリザベス女王を演じ、一瞬の出番でオスカーを取ってしまったジュディー・デンチが今度はヴィクトリア女王に扮している。彼女はhirokoのお気に入りの女優さんの1人でもある。とにかく彼女こそ女王を演じる風格のしっかりと身についた女姓であろう。ご存知、王室の夏の保養地はスコットランドはエジンバラであり、このロイヤル・ディー・サイドにあるバルモラル城だ。このバルモラル城へやってきたヴィクトリア女王のお供というか下働きというかキルトを身につけた1人のスコッツマンが彼女のバルモラル滞在中にお世話をする下働きとして登場する。これがビリー・コネリーが扮するブラウン氏である。訛りのきつい彼は実はコメディアンであるが、この映画で一躍演技力もありと評価された。片やクィーンで一方はお付きの僕。恋愛というシーンは描かれてはいないが、二人の関係を友情という形で描いている。夫アルバート公の死後、その身分故、親しく打ち溶け合う友のない寂しい毎日にブラウン氏が現れ、彼女をこっそりと下町の民家へ招待してみたり、初めて経験する王室以外の世界に、クィーンは楽しくて仕方がない。実際の歴史上には彼の存在もあり、ただこれが二人が関係したかどうかはなにぶん随分と昔のことなので、賛否両論ではあるが・・・舞台はしっかりとロイヤル・ディーサイドをロケ地として選び、バラター周辺の素晴らしい景色が存分に楽しめる。
 
 



*A Shot at Glory *2000年 アリー・マコイスト、ロバート・デュヴァル
 

フットボールの盛んな国にしてはフットボールの映画が乏しいなぁと思っていたところへようやく登場した。
実在のチーム、キルマーノックのグランドを借りてその名もKilnockieチーム。
プレミアチーム以下の小さなフットボールチームの物語である。
酒とパーティーに溺れ、妻と分かれた元セルテリックの花形選手をなんと、元レンジャーズのアリー・マコイストが演じている。
さて、ここいらへんがスコットランドのややこしいところで、マコイストといえばミスター・レンジャーズとして今ではTVで解説をしたりクイズ番組のレギュラーとして大活躍をしている。
グラスゴーにはプレミア・リーグのレンジャーズとセルテリックが2大チームが存在するが、これがプロテスタントのレンジャーズに対しカソリックのセルティックと宗教まで絡んだ巨大チームなので、当然2チーム間は仲が悪い。
仲が悪いどころか、戦争に値するほどの熱狂振り。
そんなチームなのだから、ミスター・レンジャーズであるマコイストがこともあろうに映画で元ミスター・セルティックを演じたわけだから当然のこと
ながらどちらのチームのファンにとっても面白いはずはない。
まぁ、映画なんだから・・・・といかないところがスコットランドだよね。
ストーリーとしては元花形選手がハングリー精神を失い、どんどんと脱落していく。
人生からも脱落しかけた矢先、ようやく小さなチームで再出発を図ろうとする。
このチームを率いるのは、分かれた妻の父が監督する(ロバート・デュヴァル)キルノーキー。
堕落した娘婿を立ち直らせる義父として、監督としての苦悩が描かれている。
カップ杯での成績いかんでアメリカのオーナーの手に渡ってしまう一大事。
チームが一丸となってカップ杯に向かって猛練習を始める。
さて?結果は?



*Breaking the Waves *1996年  エミリー・ワトソン


アカデミー候補となったブレイキング・ウェイブズ。
主役の人妻には演技派女優のエミリー・ワトソンが演じている。

スコットランドの小さな港町。
若いカップルが結婚し、万事順調にいっていた。
ところが夫を襲った事故がきっかけで、夫婦生活がままならぬ状況に陥ってしまう。
まだみずみずしく若い人妻ベスにとっては、苦難に満ちた日々を迎えてしまう。

映画の舞台となる光景はスコットランドの西海岸一帯とスカイ島が選ばれている。




*The Wicker Man *1973年 クリストファー・リー



「70年代でもっともエロティックな恐怖映画」と評価されながら、日本では永らく幻となっていたカルト・ホラーの傑作。
一人の少女がスコットランドの小さな島でなぞの失踪を遂げる。
巡査部長のホーウィが単身で島に乗り込み、事件の調査を始めていくが、どことなく島全体の様子がおかしいことに徐々に気がついていく。
島の住民全体が何やら怪しげなカルト集団と化しており、結局その失踪した少女を儀式のいけにえにされようとしているらしいことを確信する。
映画の舞台として選ばれているロケーションはPlockton, Skye, Ayrshire, and Dumfries やGallowayが揚げられている。
この映画は何といっても脚本のよさにある。
全体を流れる独特のフォークソングも奇妙な演出を手助けしている。
カルト・ホラーファンとして結構ファンが多いのも驚かされる。





スコットランドのTVシリーズ

Hamish Macbeth (1995 - 1997)


今や押しも押されぬスコットランドの大俳優となったロバート・カーライルも始めはドラマ出身だった。
その出世作ともいえるのがこのヘイミッシュ・マクベスである。
その温和な人柄、気のいいやさしい小さな田舎街のおまわりさんという強いイメージが出来上がって、多くの女性ファンを獲得した。
その後、出演した映画トレインスポッティングでの強烈極まりないベグビー役に多くのファンは度肝を抜かれた。
あまりにもヘイミッシュのイメージがありすぎて、このテレインスポッティングに出ているベグビーがカーライルだと気がつかない人々が多かったと聞いている。
その後は数億の映画に進出し、仲でも007でのこれまた危ない悪役を演じたかと思うと、フルモンティーでカーライルらしい役どころを演じている。
何でもこなせるオールランド演技派俳優として確固たる地位についている。

舞台になっているのはスコットランドはノース・ウエスト全体にまたがっているが、主にPlockton均衡の村で撮影されていた。





Monarch of the Glen (1999 - 2004)


原作はコンプトン・マッケンジで原作者自ら隣人として出演している。
ロンドンで自由気ままに暮らしていたアーチー・マグドナルドがスコットランドの広大なお城の故郷へ戻り、その後故郷で悪戦苦闘としながらも地元の人々と触れ合っていく冒険物語。
実にトラディショナルなスコットランドの田舎の生活風景、そしてお城の御曹司という階級に支えられながらも、村おこしに奮闘する若者を描いている。
BBCのシリーズとして、すでに6シリーズ目に入るほどの人気を博している。

3シリーズ目までは主人公がアーチだったが、4シリーズ目から変わってしまい。
hirokoはも
う見ていない。





Two Thousand Acres of Sky (2001 - 2003)



アビー・ウォレスは2人の子供を持つシングルマザー。
Ronansayというスコットランドのリモートアイランドで「若い家族募集」の広告に目を留めた。
ストレスの多い都会の生活を離れ、アビーは子供を連れて島へ移り住もうとするが、その募集用件を満たすには「夫」が必要だった。
彼女の大親友であるケニーにその役を頼み、いざ一家は移り住むことになった。

主役を演じる
ミッシェル・コリンズはBBCのソープの大御所「イーストエンダーズ」出身で、人気の高いブロンド美人である。

舞台となって主に撮られているところはダンフリーズのPort LoganやGallowayだ。