Neil Young+Promise Of The Real
Belfast Northern Ireland UK
07/06/2016


Rebel Content Euro Tour




6月6日(月)
昨夜の余韻がまだまだ体中に張り付いている中、友達のDaveと3人でTAXIでグラスゴー国際空港へ。
Flybeという超格安飛行機が私たちをBelfastまで運んでくれた。
飛行時間はものの30分ほどだ。
上がったなと思ったらもう着陸態勢。移動や待ち時間のほうがうんと長い。(笑)
Belfastを訪れるのは2度目である。
内部戦争を繰り返し、素晴らしい建物の多くが爆破された悲しい過去を持つ国。
市街地はそうでもなかったが、少し離れてしまうと、あの当時でもやはり張り付くような緊張感をビンビン味わったものである。
多くのミュージシャンはこのBelfastを避けていた。
だが、ようやくNeil Youngが訪れるということで期待は高まる。
初めての地ではサプライズがいつも待っているからだ。
幸い今日は休みなので移動するだけですむ。ありがたい。
クリスは若い頃Van Morrisonの大ファンだったということなので、Van Morrisonにちなんだ観光をしようと決めていた。
到着後、2夜の塒であるETAP Hotelへ。
大手チェーンホテルのIbisが提供する格安旅行者のための低予算ホテルである。
ひとまずホテルに荷物を預けて、乗り降り放題のBelfast旅行者passでもって、バスでまずはCyprus Avenueへ。
Van morrisonファンなら御存知の1968年にリリースされた2枚目のスタジオ・アルバムAstral Weeks に収められている名曲だ。
昨年70歳の誕生日にこのCyprus Avenueの通りにステージを立ててライブを行ったのが記憶に新しい。
彼の子供時代このCyprus Avenueは大金持ちの住む別天地だったわけだ。
今実際この地に足を運んでみても「大金持ち」の匂いが漂ってくる。
大きな閑静な住宅地、美しく植樹された通り。
小さな労働者階級だった子供のVan Morrisonが憧れないわけがない。
感慨にふけりながら、St Donard's教会を目指す。
すると一人の初老のご夫人とすれ違う。彼女が「Van Morrison」の探索なの?」と声をかけてきた。
気さくな北アイルランド人。
ここでいろんなエピソードが・・・彼女とヴァンのお母さんが親しくしていて、ある時息子が家に現れたという。
思いっきり無愛想な口数の少ないずんぐりむっくりのおっさんに彼女自身があの有名なVan Morrisonだとは全く気がつかなかったという。
だが、ショッキングなニュースを聞いて驚いた。
今日、例のSt Dnarld's教会でVanのお母さんのお葬式だというではないか!
きっと彼、来ているはずよ。・・・
教会には黒い霊柩車が横付けされていて、地元の記者アメラマンが数人たむろしていた。
こんな日に観光気分で教会をバックにアホウな写真は取れない。
レスペクトを示してここはテンションをうんとさげて、お祈りをして静かに静かに通り過ぎた。
よく見ると周りの家々にユニオンジャックが半旗になっている。
Vanの生まれたHyndford Streetを歩いて、Van Morrisonツアーは終わる。
R.I.P!Violet Morrison.


不思議なことに昨夜のGlasgowではNeilのポスターなんぞ、どこの通りにも見かけることがなかった。
だが、このBelfastで初めてツアーポスターに出くわした。
この写真をFace BookでUPしたところ、Jamie内間君から「ミカ・ネルソンと同じところに立ってたじゃん」と指摘を受けた。そーか彼らもここを通ったんだな。

夕食を再びラスティーたちと共にCosmoのバイキングで再びNeilに話題を咲かせながら、満腹な夕べ。
ホテルの横のPUBhへ入り、Belfast Balckを流し込む。
ギネスに似た黒いスタウトだ。早く眠りたいときにはスタウトに限る!

ホテルの部屋は小さいが、清潔で寝るだけが目的のものには1部屋1泊44ポンドと、ありがたい値段を提供してくれている。
シャワーも清潔だし、コーヒー、紅茶は無料で飲むことが出来て大満足。
さぁ、明日も長い1日だ。




6月7日(火)



















ユーローツアー2夜目の今夜の会場はBelfast SEE アリーナ。
今日は雨が降るだろうとのことで朝から使い捨て折り畳み傘を買いにパウンドランドへ。(日本でいうところの100均)
会場内は傘は持ち込めない。折りたたみはOKだがしっかりとバッグの中に収めないといけないわけで、バッグサーチで手間取ってはいけないとウエスト・ポーチのみにとどめていたので、入場前にゴミ箱入りする運命のかわいそうな傘なんだけど。。。
11時に同じホテルに宿泊しているDaveと共にTAXIで会場に着くと・・・
おった!一番乗りが!
アメリカはボストンからのクリス君が「えへへへへ。。。おはよー!」ときたもんだ。
2番手は通称マップ・マンで知られているドイツ人ファルコ君。
Face  Bookで長いこと友達ではいるのだが実際会うのが始めてだったので、「ついに会えたわね!」で写真をパチリ!

3番手はマーク!
そおしてhirokoさん4番目をゲット!
やったね、Glasgowより3つも繰り上がったじゃねぇーの!

今日はどんな入場システムになるのかしらん?
アイルランドに住むドイツ人グンタと2年ぶりの再会!
「誰だっけ?思い出せない。。。」とお互いにおどけあう。
グンタとは叉10月のブリッジスクールベネフィットで前々日から落ち合う予定だし、何でも話せる素敵なラスティー友達の一人。
グンタとクリスはお互いに冗談を交し合って笑いを競い合っている。

デボラもポールもフランスのセルジオもみんな集まってきた。
長い長い待ち時間も続々と現れるラスティーたちとの交わりでまるで同窓会のようなお祭りである。
まとめ役をかってでてくれているマーク君がセキュリティーと交渉を始めたところ、今夜は40名を優先的に・・・
列を作る柵が40名までが入れる柵を1つ作って、40番以上の数字のものは別の柵から以降ということになった。
ボディチェックとバッグチェックも行われるようだが、男女が勿論別とのことだから女としては1番ノリで入場できるということだ。
緊張するなぁ。
どうやら今夜はツイていそうな気がする。
ど真ん中イケルかもしんねぇーぞ!雨がポツリポツリと降り出してきた。

6時半、開場!
ウエストポーチはちらりと見ただけで殆ど素通り。
目指すは銀色の美しく輝いているレイル!
おっ!ファルコが男では1番乗りだ!
走っては駄目よ。。。で二人で思いっきりの早歩き!
やったぁー!最前列No.2!
おまけに超ど真ん中!鼻血ブーのスポットだ!
過去に何度かこの鼻血ブーのスポットをゲットしたことがあるが、これほど気持ちのいいもんはない。
しかし、Neilに近過ぎて、あまりパチパチ写真が撮れない場所ではあるのだが・・・
目と目が合う場所である。
2列目以降の密度が最も大きいので、後ろからの熱気がムンムン前に押し寄せてくる。

初めてのベルファーストでNeilさん何を出してくれるのだろうか??
楽しみだ。

7時半、ローラ・マーリンが前座演奏を始める。
昨夜と全く同じセット。台詞も同じ。

1時間の演奏後、Neilさんのセッティングが始まり、8時半、暗転!

ぐぉーー!
暗転の中に2つのピンスポットが二人の女性ファーマーを浮かび出させる。
?????
ああ・・あーー。ああ。。。
そーいうことだったんか。

Neilが昨夜と同様に左手のピアノに登場!
1. After The Gold Rush
そーいうことか。。流れているんだな。
After the Gold rush昨夜は何も考えずに聞き入っていたが、そーか。
何度も何度も聞いたアルバム。
当時は25歳だったはずだ。
地球の過去、現在、そして未来を物語った不思議な歌詞だったが、母なる種を彼女たちが撒いているわけだ。
男のファーマーではなく女性にしたところもその意図を汲んでいるのだろう。
シルバー・シード・・・銀色の種だ。
母なる自然の銀の種は太陽の中の新しい家へと飛んでいくんだ。
富を得るために自然を破壊し、無意味な戦争をはじめ、そのために人間は地球とともに滅びていくんだ。
Neilが過去に何度も何度も叫んでいた「Greendale」物語が蘇ってくる。
一貫して繋がっている。母なるERATHを守らねば!

アコギで2. Heart Of Gold
そう、だから僕は捜し求め続けるんだ。
本当のものを・・・
Comes A Time
今がその時だ。

4. The Needle And The Damage Done
この曲は勿論、クレイジーホースのダニーのことを歌っているのだが、意志の弱い人間たちへのメッセージとも言えなくもない。
体にダメージを与える如く、母なるEARTHにダメージを与え続ける人間たち。

そおして今回のツアーの最大のテーマ曲であるところの 5. Mother Earth (Natural Anthem)へと続く。
静かにパイプオルガンの音色が終わると、途端にバイオハザード服の数人が毒薬・農薬を吹き付けてくる。せっかく母なる地球が植えた作物を農薬が蝕んでいく。
自然の摂理に反した奇怪なフランケンシュタイン的野菜や果物がこの農薬で育ちはするが、大地は確実に死んでしまう。

オープニングのAfter the Gold rushからMother EarthまでがNeilの一番伝えたいメッセージなのかもしれない。
それが証拠に昨夜と全く変わっていない。
多分、そのままいくのではないだろうか?

いやはや。。。また1つ素晴らしいフォークオペラを見せてもらった。

今夜はセキュリティーが右手と左手に1人づつだけで中央が誰もいない。
素晴らしい!Glasgowでは目の前にちょろちょろしていて気が散ってしかたなかった。今夜は楽しめるぞ!


農薬もどきが散布されたステージに元気よくPOTRが登場する。
気持ちを切り替えて、さぁ、ROCKの時間だ!
今夜のルーカス君は当然のことながらキルトは着ていない。
Paddyがすかさず、「スカートはどうしたんだ!!!!」とルーカス君に呼びかける。
にまぁーっと笑うルーカス君だった。

6. From Hank To Hendrix
おお!昨日とは違うぞ!これがでたか。
7. Out On The Weekend
今回のツアーでこの曲がお気に入りに入った。
今まではそう感じたことなかったのだが、今回のPOTRのベースが抜群にいいのである。
彼の動きとリズムがこの曲にばっちりと決まるのだ。足を交互に踏み鳴らし、いいリズムを取っている。
静でもなければ動でもない素敵なBass マンだ。
勿論激しいリズムの時にはドラムセットの前に上がり最高のパフォーマンスを見せてくれた。
好きになってしまったぞ!

8. Hold Back The Tears

おおおおお!
こんなことってありぃー?
これやってくれるのん?嬉しすぎー!〜
リンダさんのハモリを思い出す。

あのぉー。Neilさんがうちらを見てますねん。(また来とる!)

そりゃぁそうだろうなぁ。Neilのハードコアファンでレイルにいてる夫婦、それもどこへ行っても二人そろって。女のほうは中国人かはたまたベトナム人か?
まぁラルフ君ならhirokoと覚えてくれていていつもスティックを投げてくれるところだけど、それでも2013年にロンドンとリバプールのライブにキャンセルがかかって、そのキャンセルのかかった会場までわざわざ出向いて「Don'tSay It's Over]のメッセージを書き付けた段ボール紙のプラカードを手に写した写真がNeilさんの目に届かぬはずはない。何しろあの写真は超有名だったみたいだ。
おまけにやはり2年前のGlasgowではやはり一番前で「Keep FXXin UP!」のプラカードを出したり引っ込めたり。
超オバカな夫婦である。
するとだ。。。

9. Harvest Moon

はれぇ???
????
ちょいとまって!これってNeilさんからのプレゼント???
まさか私たちが今年結婚20周年なんてこと知るはずはないだろうし。。。
それともNeilさん、未だにやっぱりペギさんと踊りたいの?
なんか、超嬉しすぎ。。。。きっとこの日だけだぜ!この曲は!
hirokoさん、一人で舞い上がる。
隣のクリスはぽかんとしている。なんて鈍い男だ!
私たち夫婦って全然いちゃいちゃしてないし、むしろ別行動をとることのほうが多いけど、、「二人には
強烈なパワーを感じる」とよく人から言われるが、まさに一番前の中央から発せられる強烈なパワーにNeilさんも負けたのかななぁーんて・・・それでもこの流れで「Harvest Moon」が出るなんて信じられないよねぇ。
特別な日だ!!

10. Someday

グラスゴーでは少し歌詞を変えていたが、今夜は元通りGreat Alaska Pipe lineに戻っている。

11. Alabama

イントロ・・・あらら・・・
きゃぁー!グラスゴーに引き続いてまたまたあらばまぁー!!!!!
2度もライブで聴けるなんて嬉しすぎ!!


12. Walk On

嘘ヤン!
涙出るわー!たまらん!


13. Words

ミカ君がピアノに移動!ワーズやな。。。
アラバマ、ウィーク・オン、ワーズ!ちょいまて!ナンじゃ?このすばらしい事!
もう充分でございます!!!満腹でございます。もう死んでもええで!

14. Down By The River

グラスゴーではルーカス君、キルトをまとっていたのであまりジャンプが見れなかったが、今夜は飛べる!
身軽になったのかジャンプしまくっていた。


15. Vampire Blues

あらまぁ。。。何ということでしょう。
ジュルジュルジュルー
1974年以来なんと40年ぶりの演奏が昨年10月カリフォルニアでのライブで飛び出してファンを驚かせてくれたのだが、まさかユーロでも出してくれるとは!
超レア・ソングの登場に会場内は大喜び!
のファルコなんか殆ど泣き出しそう。(笑

16. Country Home
軽く流れる曲でPOTRとNeilは始終笑顔が絶えない。

17. Seed Justice

初めて耳にする。
ナンだ??

ノリのいい曲だ。
新曲か。。

18. Monsanto Years

巨大農業マフィアのモンサント社への強烈な批評歌。
しかしだ、1企業を相手に1枚のアルバムを作っちゃうその心意気が凄い。
とてもフツーのミュージシャンには恐ろしくて出来ない真似だよねぇ。
そこがこの爺さんの凄いところなんだな。

正義の炎に燃える真実を求め続けるロック魂は、今だ衰えを知らない。










23. Love And Only Love

多分このツアーでのPOTRの見せ場だろう!
お兄ちゃんに負けじとクールなミカ君も髪を振り乱して踊り狂う
実はミカ君、このべルファーストで恋人と落ち合ったんだな。
しっかり二人の密会を目撃してしまったhirokoさん。。。そりゃぁ張り切りるわなぁ。ええとこ見せたいお年頃だもんね。密会とは言っても早くから待機していたハードコアラスティーたちみんなに見られているんやけど。。。
Glasgowでのステージとは大違い!


時計を見たらなんと11時をはるかに回っている

アンコールは

24. Roll Another Number
で軽く締めくくったが72歳の爺さん、アンコールまで休憩なしで突っ走っている。何という凄い人なんだ?

やはり今夜は特別だったなぁ
それにしてもPOTRだ。
いいバンドだ。
Neil抜きでUKにもしやってくることがあれば必ず足を運ぼうと思う。



おいおいおおいおい!第一日目のGlasgowのセットから9つも変わっている!
今までこんなこと経験したことないぜ!
素晴らしすぎ!



やはり初めての土地でのライブはプレゼントの大嵐。
3時間近いライブで、今夜のラスティーたちは皆が皆口をそろえてファンタースティック!!!
笑顔が零れ落ちる。

今後がどのように展開していくのかが恐ろしい。
一体いくつの曲が飛び出すのだろう?

それにしても今後のライブがどうなるのかはわからないが、現時点で今夜のBelfastライブが間違いなし、文句なしにhirokoさんのBEST ライブだ。


NEIL YOUNG + Promise Of The Real
Belfast 07/06/ 2016

1. After The Gold Rush
2. Heart Of Gold
3. The Needle And The Damage Done
4. Comes A Time
5. Mother Earth (Natural Anthem)
6. From Hank To Hendrix
7. Out On The Weekend
8. Hold Back The Tears
9. Harvest Moon
10. Someday
11. Alabama
12. Walk On
13. Words
14. Down By The River
15. Vampire Blues
16. Country Home
17. Seed Justice
18. Monsanto Years
19. After The Garden
20. I've Been Waiting For You
21. Mr. Soul
22. Mansion On The Hill
23. Love And Only Love
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24. Roll Another Number