Neil Young+Crazy Horse
O2 LIVERPOOL  ENGLAND
13/07/2014



Alchemy Euro Tour


7月13日

移動日と重なった連荘はきつい。
朝8時15分のユーストン駅から約3時間半のリバプールへの旅。
ホテルに戻るとベッドへ直行の大大大爆睡の昨夜からの疲れは取れない。
ひしひしと歳を感じる。

窓からの風景や旅情に浸ってる余裕もない。うとうととしては起きての繰り返し。リバプールには11時半に到着。
今宵のお宿はいつもの定宿トラベロッジ。
普通ホテルのチェックインは3時であるが、ここは10ポンド追加すれば12時のアーリー・チェックイン可能なお宿である。
まだ12時前ではあったが、部屋が開いていたので12時前に入室できた。
昨日のトイレのないホテルとは違って、ああああああ・・・文明に戻ったぁーっとほっと安心する。
文明に戻ったのに代金はロンドン価格の3分の1。
実にありがたい庶民のためのビジネスホテルである。

リバプールには昨夜からのロンドン移動組みに加えて、昨年のグラスゴーで一緒だったパースの美女ジェニファー、昨年のキャンセル後それでも行こうと旅を挙行してロンドンO2で例のサインを掲げて一緒にカメラに収まったアバディーン時代からの友達のトレヴァー君も加わる。勿論アーカンソー・ガールズやケンタッキーのデボ・・・アイルランドのパディー、ドイツからのUWE、最前列を狙うラスティーがごっそりと集まる。ウカウカしてはいられない。
チェックイン後は休む時間もなく、トレヴァーと落ち合ってアルバート・ドックの今宵の会場エコ・アリーナへと向かう。

おお!一番乗りじゃん!
エントランスは?一体どこに並ぶんだ???
ふとチケットを確認する。はれ?シティー側とリバーサイド側があるようだ。
私たちのチケットは2枚がシティー側。。。トレヴァーは?リバーサイド側???
これってやっぱりそのチケット通りの入り口で列を作らねばならんってことだよなぁ。。。
アイリッシュのパディーとアイルランドに住んでいるドイツ人のグンタがやってくる!
どうなってんだ?一体どこで並べばいいんだ?少々混乱するが、BOXオフィースに確認して、チケットどおりの入り口で2つ列を作ることになる。
長丁場の待ち時間、自分のチケットに記載された入り口でないといけないらしい。
おいおい!せっかく3人揃ったのに。。。クリスはトレヴァーには最前列体験をさせてあげたいからどうしても一緒に並びたいはずだ。トレバーのリバーサイド側にはパディーもグンタもいるし、いいよ。あたしがトレヴァーのリバーサイドチケットと交換しても。。。と・・一応親切心で申し出た。
あっさりクリスは納得。えっ?あのねぇ。時間が経つにつれ腹が立ってきた。
とりあえずリバーサイド側の入り口でたむろしていたパディー、グンタに「ねぇ。。。聞いてよ!あたしの旦那はね、妻と友達と・・・友達のほうを取るんだよぉー!どー思う?」と愚痴を吐く。
パディーがペンを取り出して手の甲に順番を各人に書き込む。せっかく1番乗りしたのに、すったもんだしていたから結局のところ4番目となった。


ポツリポツリと馴染みの顔が集まってくる。
美しいジェニファーの到着。
彼女はこの日のためにハートの切抜きを数枚持参していて、どれがいい?と差し出した。
hirokoはピンクのハート。

クリスはシティー側とリバーサイド側を行ったり来たり。。
パディーから「おいおい!喧嘩するなよ!」
「日本人と結婚するんじゃないぞ!」
・・・その後なにかとあるたびに。、パディーは「こらこら・・・また喧嘩か!」と茶化す。

Uweが登場する。今回もギター持参である。
このドイツ男は全くタフな奴。
どこにそんなパワーが残されているんだ?
昨年は十数か所を回っているし、今回も何箇所かを回る予定の彼。可愛い弟分である。
アーカンソー・ガールズが華やかに登場し場を賑わせる。
コークの如く、案の定今夜もスタッフから呼ばれて再び、バックステージパスを入手した二人。
だけど、勿論嬉しいにこしたことはない。だけど、彼女たち二人にとってはアメリカでは最前列は不可能なので、UKでと気合を入れてきたのだ。結局コークでは後方のサウンドボードのところからしかステージを見ることが出来なかった。やっぱり最前列で体験したいと彼女たちは一度列を離れたが、しっかり順番を手に書いてもらっていたので、列に加わることに決定した。気持ちはわかるなぁ。。。
やはりここでもUK国外のファンたちはチケットが届かず、オフィース受け取りとなっていた。
酷いことにそのチケット受け取り時間は6時半!おいおい!
それでは並べないじゃんけ!
日本からのN君もその一人。
ここで頼りになるのはやっぱりPaul君。UKのラスティー代表格で押しの強い彼が、オフィースと掛け合ってくれた。
「あなたはスターよ!」
「だって、はるばる日本からやってきてるんだぜ!それなのに並べないなんてそんなことあってたまるかよ!」
見直したなぁ。いい人だ!
彼とN氏はブリッジでの知り合いだったし、N氏の救世主だ!
一度順番が手の甲に書かれたらあとはトイレや食事は自由に出来る。
かといってその後バーでのんびりビールしてオープンする30分ほど前に戻ってくる・・などというのは御法度。
そこは大人の常識の範囲内で・・・しっかりと各人が見られている。

長い長い待ち時間もこうやって顔見知りとの再会という楽しみがあるから苦痛は半減する。
どんどんと集まってくる。
さぁ、今夜は取れるかな???
入場!!!!どどどぉーっとなだれ込む。
場内は走っちゃ駄目。。
自分の最大限の早歩き。グンタと共にわっせわっせ!到着ぅー!すげぇー!今夜はど真ん中じゃねぇーか!
やったね!クリスもトレヴァーもアーカンソー・ガールズたちもデボラもパディーやグンタ、Uwe,みんな取れた!
遅れたN君もhirokoの真後ろ。
これだけの思いっきり疲れる犠牲を払ってまで前列をゲットするには勿論理由がある。
ただただ近くで見たいという単純な理由ではない。外国人の(今は私が外国人ですけど・・・)背の高さは尋常ではない。
自分の前に背の高いのがゴロゴロいたのでは全くステージが見えないのだ。なるべく小さな人や女性の後ろを選んでいたのだが、それでもその前にはやはり電信柱のような奴もいる。
半分より後方となると、時にはオバカにも遭遇する。
アコギのときにべちゃくちゃ喋る奴、ビールを零す奴。やたら煩い奴。。
女性ラスティーたちの殆どが見えないからと言う理由だ、だから少々疲れても視界が遮られない最前列を狙うのだ。
数年前から腰痛に悩まされているhirokoにとってはこのバリア・・・(レイルと呼んでいるが・・・)がどうしても必要なのだ。もたれ掛かれるのは本当にありがたい。

前座がステージを降りる。

さぁ、始まりだ!

おおおお!今夜のNeilさんはキャップからハットになっている。

ポンチョはジョン・レノンT-シャツ。
ビートルズの御当地リバプールだもんね。
昨夜の疲れなど感じさせない。
今回のポンチョは昨年のやたら挑発的なFFXXXもなく、中指を立てることなく。
んが、書き忘れたがコークのライブで飲んでいた水を客席にどびゃlーっと放って、水をかぶせられた。昨年は思いっきりFFされたが今回は実に控えめ。だが、それでいて始終にこやか。
昨年、自分の不注意でもたらされたドタキャンである。おまけに今度はビリーの不在。
どことなくNeilをはじめポンチョの緊張感が伝わってくる。かなりテンスになってるみたい。

今夜のECHOアリーナが全て埋まっているとは思えないが、それでもしっかりお客は集まってくれている。
昨年チケットを購入して、宿や交通を予約して・・・キャンセルがかかってしまったら・・・まず普通のニュートラルな人ならば今年はいらん!〜となるだろう。
おまけに去年なら日程がよかったが、今回は仕事だ!今回は家族の休暇だ!ってな人には本当に済まない気がする。
でもそれでも戻ってきてくれたんだよね。
2002年のブリクストンでドタキャンした翌年のGreendaleロンドンでは客の一人から皮肉な野次が上がったことがある。その時Neilさん、かなりうろたえていたな。。。
UKの観客は実にシリアスである。
最初の1−3曲まででそのオーディエンスの質や気質がわかるという。
まるでそれを伺うようにオープニング・ソングが始まった。
Going Home、酋長さんがやってくるぞぉー!ドンドコドンドコ!これはマジで大好き!
初めて聞いた2001年グラスゴーだったかな。燃えたなぁ。その後は確か日本でも富士ROCKだったんだなぁ。
昨日のことのようだ。

After The Gold Rush、今夜で3度目。最初の頃よりしっくりと纏まってきている。
曲が終わり、「今夜は本当によく来てくれた、感謝するよ」なんか本当に心からの言葉が放たれた。



























Serapate ways 
会場内は人っ子一人いないような静寂に包まれる。
凄いなぁ。。。完璧に飲み込んでいる。
ノリのいいROCKな客では周りとの一体感を味わい、そしてこのような曲ではそれぞれ各人の孤独な世界へと放り込まれる。

今夜はOnly Loveが落とされた。「Don't Cry No Tears」へと移る。
メインのセットを短くした場合にはアンコールに長い曲になる。。ってことは?今夜あたりハリケーンやないの?
昨夜のDown By The Riverも21分という長いジャムが登場したからなぁ。

「世界は多くのダメージを負っている。
毎晩アコースティックへ移る前にNeilはつぶやいている。

御なじみのBlow In the Windの後に観客との短いコミュニケーションを取る。
 Heart of Gold.アコギも2曲。

再びエレクトリックの世界へ。
Barstool Bluesまだがんばっている。高音がひっくり変える。

Neilさん、ご機嫌だ。
よく喋る。今夜は本当によくきてくれた!素晴らしいオーディエンスだ。僕はリバプールが気に入ったよ!
エレクトリックのツアーではなかなか発せられない言葉である。

Psychedelic Pill、昨年のツアーですっかりお気に入りとなってしまった曲。She's Looking for a good time! Good time! Good Time!
後で聞いた話だけど、音に煩いN氏が「驚いたことにサイケディック・ピルが好きになってしまいましたよ」って言っていた。

そう!これはライブで好きになっちゃう曲なんだ!!!
Neilという名のジェットコースターはぐんぐんと昇りつめていく。
Keep on Rock in the Free World。
短い!!!長い長いジャムはない。
今回のツアーのメイン曲
一体どんな題名が付けられているのかは知らないが、Who's Gonna Stand Up and Save the Earth?

リックさんのベースが超かっちょいい!勿論ラルフのベードラがずっしりずんずん!
女性コーラスが力強い!

ありがとうリバプール!
セットは終わる。
今回は特に時間の経過が短い。本当にあっという間。

さぁて?アンコールは?
左頭上を凝視する。
動くかな?今夜は動くかな???

きゃっ!降りてきたきた!ハリーケーンや!

オルガンは揺れる揺れる。縦に横に・・・ようあんなので演奏できるといつも感心させられている。
今夜のポンチョは気合の入りが違う。

オルガンが可哀相なほど・・・(笑)

ハリケーンの後は無残に弦の外れたオールドブラック。
Neilさんも頑張ってるけど、このギターも凄いねぇ。
最後の舞台挨拶、おっといけねぇー、ジェニファーからのピンクのハートだ!これでラルフの目を捕らえなくっちゃ!
ピンクのハートを高々と掲げてラルフの視線をこちらにぃーーーーー。
一本、右側へ飛んだ!おおい!ここだよぉー!
ラルフと目が合った!ピンクのハートが効いた!!!
ラルフ君、ポォーンとこちらに投げてくれて、クリスが素早くキャッチ!Nice キャッチ!
おいおい!ドラムスティックNo.2だぜよぉー!やったね!



                              これがこうなりましたぁ!!!



めっちゃ、嬉しいぞぉー!もう1本はデボラが獲得したようだ!ハリケーンの後の余韻を背にGreen sleevesのBGMに見送られながら今宵のラスト・フェストへとよろよろとほろ酔い気分でビートルズの発祥のクラブ Cavarnへ。
実際のところCavarrnクラブが本家本元で入るには入場料がかかるが、その隣にあるCavarn PUBは無料。
感電しきったラスティーたちが集まった。




ツアーの2、3、4と駆け巡った。
今後またこのメンバーたちと出会えるのだろうか?Neilがツアーをしてくれる限り会える可能性はある。
ひょっとしたらもう会えないかもしれないかも。。。ちょっぴりとセンチになってみたりする。
また私たちは殆どの人とデジタルの中に戻っていかねばならない。
数人の人とは叉会える。なぜかと言うとhirokoとクリスにはあと1つ残っている。
2週間後はドイツのMainzへ飛ぶ。

デジタルに戻る友としっかりとハグハグを繰り返し。眠らないリバプールの宴は続いた。



1. Love And Only Love
2. Goin' Home
3. Days That Used To Be
4. After The Gold Rush
5. Love To Burn
6. Separate Ways
7. Don't Cry No Tears
8. Blowin' In The Wind
9. Heart Of Gold
10. Barstool Blues
11. Psychedelic Pill
12. Rockin' In The Free World
13. Who's Gonna Stand Up And Save The Earth?
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14. Like A Hurricane
15.